アップル、iOS9.1で謎の「吹き出しの目」絵文字を搭載、新機能を追加か
アップデートが予定されるiPhoneなどのiOSデバイス向けiOS9.1と、Mac用OSX 10.11.1にはアップルが独自に作成した「eye in speech bubble(吹き出しの目)」と呼ばれる絵文字が追加されているようです。今のところ、この絵文字がどんな用途で利用されるのかは明らかにされていません。
絵文字情報の詳細をまとめたサイト、EmojipediaのJeremy Burge氏が最新の開発者向けiOS9.1とOS X10.11.1のビルドから、「吹き出しの目」絵文字を発見したようです。発見された絵文字は、多くの絵文字が規定されているユニコードコンソーシアムの標準絵文字には登録されていませんが、Unicode 7ではそれぞれの絵文字は登録されています。
特別な方法で2つの絵文字を合体
Burge氏によりますと、アップルは「目」と「吹き出し」の絵文字をZero Width Joinerと呼ばれる、特別なユニコードキャラクターを使用して一つの絵文字としたようです。
家族の絵文字も独自に作成
アップルは以前にも今回と同様、Zero Width Joinerを使って男性、女性、男の子、女の子を組み合わせて様々な家族の絵文字セットを作成し、iPhoneなどで利用できるようにしています。
一体何のための絵文字?
絵文字を規定しているユニコードコンソーシアムは、アップルがZero Width Joinerを利用して家族の絵文字セットを作成していることは認めているようです。しかし、今回の「吹き出しの目」絵文字については何ら関知していないようで、今のところ何の告知も行っていないとBurge氏は述べています。
開発者の方やベータテスターに参加している方は、それぞれのOSの絵文字キーボードから、「花札」絵文字と「吹き出し」間にスペースホルダーがあるのが分かります。これをタップすると「吹き出しの目」絵文字が一つになっていることが確認できます。
ビデオメッセージの新機能か?
アップルが何の目的でこの絵文字を作成したのかは定かではありませんが、ビデオメッセージの機能か、FaceTimeに関連があるのではないかと予想されます。いずれにしても、iOS9.1が正式にリリースするときには明らかになると思われます。
Source : Apple Insider
(リンゴバックス)
iPhone Mania編集部
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