2015年9月22日 20時07分
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iPhone7のA10チップは最低でもクアッドコアに、アップルがテスト開始
早くもiPhone7に搭載されるとされるA10チップについての情報が入ってきました。それによると、アップルはいよいよiPhone用チップを現行のデュアルコアからの多コア化に本腰を入れ始めたようです。
最低でもクアッドコアに

リーク情報に詳しい@i冰宇宙氏によれば、アップルはiPhone7に搭載されると目されているA10チップのテストをすでに始めており、これまでの単一コアの効率を高めていく方針から、複数のコアで性能を向上させていく方針に切り替えているとのことで、いきなりの飛躍的なコア数増加は考えにくいものの、最高で6コア(ヘキサコア)になるとの可能性があるそうです。
これまで、A9でもトリプルコアやクアッドコアの噂が流れながらも、頑ななまでにデュアルコアにこだわり続けたアップルですが、複数コアで平行処理していく方針に切り替えだしたからには、最低でもクアッドコアになるのではないかと目されています。また、処理性能は個々のコア性能以上にコアの数によって決まる部分が大きい、という事実も、こういった見方を後押ししています。
14nmで統一か、まさかの10nm登場か
現在のA9チップは、サムスンの14nmと台湾のメーカーTSMCで16nmの両方が用いられていますが、A10チップでは14nmプロセスに統一されるのでしょうか。だとするならば、14nmプロセスの開発はIntelが業界をリードしているだけに、今後同社が安定した生産に成功すれば、iPhone6に搭載されているA8チップの時のように、A10チップではIntelが絡んでくる可能性もあります。
もしくはさすがに現実的ではないですが、サムスンとTSMCが研究している10nmなど、さらなる小型化が行われる可能性もあります。ひとまずこれらに関しては情報待ちと言ったところでしょうか。
なお、新たにiPhone6sに搭載される64ビットアーキテクチャのA9チップは、デュアルコアで1.8GHz、iPhone6に搭載されているA8チップと比較して、CPU性能が70%、GPU(映像を処理するためのグラフィックス性能)は90%も向上していることが分かっています。
Source:MyDrivers,Weibo
(kihachi)
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iPhone Mania編集部
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