自作時計を爆弾と勘違いされて逮捕された天才少年、転校へ
14歳の少年が自作の時計を学校に持って行ったところ、「爆弾」扱いされ、学校によって警察に通報された挙句、逮捕されるという件があったことを先日お伝えしましたが、本件の当事者である少年Ahmed Mohamed 君が転校することがわかりました。
今後もその英知を磨いて欲しい
まずは本件を振り返りましょう。先日お伝えしたように、Ahmed Mohamed 君はある日、自作した時計を学校に持ち込みます。おそらく先生や周りの子供達に見せたかったのしょう。もちろんそこにはなんの悪意もジョークもなかったと思います。しかし、彼はイスラム系アメリカ人ということだけで周囲から(自作の時計は)爆弾を持ち込んだのではないかと誤解され、逮捕される自体にまで発展してしまいます。
もちろんその後、Ahmed Mohamed 君の無罪は証明されましたし、オバマ大統領やマーク・ザッカーバーグ氏などの著名人が彼の功績を讃えましたが、ついに彼の心の傷は癒えることがなかったようです。
爆弾犯扱いからインターネット界のスターになったAhmed Mohamed 君は、通っていた学校 MacArthur High Schoolから転校することを家族とともに決断しました。彼は本件に関して「幸せだった」としていますが、それが100%の気持ちではないことは理解に難くありません。友達や先生から、「爆弾犯」と疑われたという事実には変わりがないのですから・・・。
今後、彼がどのような人生を歩むのかは分かりませんが、わずか14歳という年齢で、自身で何かを構築するといったことがどれだけ難しいことかは誰でも理解ができるかと思います。今回のことにめげずに、転校した先の学校で、そして将来なにか素晴らしい発明を成し遂げてもらいたいものですね。
Source:TechCrunch
(クロス)
iPhone Mania編集部
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