シャープ、台湾メーカーに買収される可能性が浮上!
国内メーカーのシャープは、これまでたびたび経営状況の悪化が指摘されていますが、一方で明るい材料の1つとしては、Appleからの液晶の発注を受けていることがあります。
このシャープについて、Appleのサプライヤーとして著名な台湾メーカーのFoxconnが買収提案を行っているようです。
Foxconn、Appleとの強力タッグを形成か
シャープは2014年度の売上のうち、約20%がAppleとの取引だったと噂されるなど、Appleとの蜜月関係が続いています。11月下旬に発売されるiPad Proについてもシャープの液晶が使用されていると噂されていますが、このシャープについて、台湾メーカーのFoxoconnがAppleにも出資を求め、3社での事業会社設立を目論んでいると『日本経済新聞』が伝えています。
シャープは”官民ファンドの産業革新機構との提携交渉も続けつつ、鴻海との売却額などを含めた交渉を進める見通し”とも伝えられており、今後の行方が気になるところです。
Foxconnと言えば、iPhoneの組み立てを担当することで著名な台湾メーカーです。Appleは、製造に際してかなり厳しい要求を投げかけることで知られていますが、同社はこれまでそのリクエストに応え、Appleの信頼を勝ち得ています。また、まだ噂の段階ではあるものの、Foxconnは昨年末に、iPhone7に使用されるかもしれないサファイアガラスの製造工場の建設を開始したと伝えられています。
今回の買収の目的は定かで無いものの、もしも今回の買収が成功すれば、液晶ディスプレイ周りはすべてFoxconnで固められる可能性があるほか、これまで担ってきた製造に関してもFoxconnが担当するなど、iPhoneはFoxconnが作り上げていると言っても過言ではない状況になりそうですね。
Source:日本経済新聞
(クロス)
iPhone Mania編集部
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