App Storeで猛威を振るっているウイルス、アップルが緊急声明
App Storeで猛威を振るっているウイルス「XcodeGhost」について、ウイルスが仕込まれたXcodeを用いて作成された350種類近くのアプリを、アップルはApp Storeから順次取り除いていくことを明らかにしました。
すでにアプリの削除を開始
iOS向けのアプリやMac向けのソフトを開発するためのツール、Xcodeにウイルスが仕込まれており、そのツールを使って開発したアプリが、マルウェアをユーザーの端末に感染させる媒体となっていた問題で、アップルは9月20日、問題を認識していることを明らかにするとともに、ただちに該当のXcodeを用いて作成されたアプリをApp Storeから取り除くと宣言しました。
今回問題になっているXcodeは、公式経由で入手したものではなく、中国の検索エンジン百度など、誰でも利用できるアップローダーに「ミラー」として上がっていた非公式のツールで、同ツールを用いて開発を行うと、開発したアプリが「XcodeGhost」と呼ばれるマルウェアの媒体となり、感染したアプリを使用したユーザーが個人情報を盗まれるといった事態が続出していました。
発生源が中国であるため、「XcodeGhost」に感染しているアプリの大半が中国のものですが、中には世界最大級のSNSアプリ「WeChat(微信)」も特定のバージョンで感染していたことが発覚しており(6.2.6以降であるかアップデートすれば問題なし)、問題は同国に留まらず、世界中のユーザーを不安に陥れています。
Source:9to5mac,MyDrivers
(kihachi)
iPhone Mania編集部
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