2015年9月18日22:52公開
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SIMフリースマホ、売れ筋は?販売台数シェアが公開される
最近では格安SIMが普及したこともあり、SIMフリースマートフォンを購入するユーザーが増えていますが、調査会社のBCNがSIMフリースマートフォンの現状について調査結果を公開しています。
ASUSが低迷するスマートフォンを市場を活気づかせた
このところ、スマートフォン市場は世界的に飽和状態となり、特にSIMロックスマートフォンの販売台数構成比は前年割れの月も珍しくなく、必ずしも順調な状況とは言えません。

SIMフリースマートフォンは販売台数前年比が軒並み300%を超えている
一方で、SIMフリースマートフォンは2014年8月以降急速に拡大し続けており、市場全体を底支えする役割を担っていることがBCNの調査により判明しました。たとえば、今年6月にはSIMロックスマートフォンは販売台数前年比99.9%とわずかながら前年を割ったものの、SIMフリースマートフォンが同357.1%と大幅に伸びたため、スマートフォン市場全体では111.4%と2ケタの伸びをキープしたことが伝えられています。
市場の起爆剤となったのは台湾メーカーのASUSで、2014年11月に本格参入すると日本のSIMフリースマートフォン市場はさらに活性化し、スマートフォン全体に占めるSIMフリースマートフォンの販売台数構成比は10月の4.2%から11月に5.8%、12月には9.5%へと急上昇を果たし、今年5月には16.0%(なんと2桁台!)にまで拡大したと報じられています。

さらに驚いたことに、ASUSは本格参入からわずか1年足らずで、SIMフリースマートフォン市場のシェア1位を獲得していることが確認できます。日本のスマートフォン市場において圧倒的なシェアを誇っているAppleですが、ことSIMフリースマートフォン市場ではあまりシェアを獲得できていないこともわかりますね。

それもそのはずで、Appleが販売する最新機種iPhone6sはSIMフリーの16GBで86,800円からですが、ASUSの主力機種「Zenfone」シリーズは2万円台中盤から日常使用に必要十分な程度のスペックの機種が購入可能です。価格差は約4倍ですので、通信費を極力削りたいと望むユーザーに受けるのも納得ですね。
今後Appleがさらにシェアを伸ばすには、こうしたニーズに対してもしっかりと対応していくことが必要に思いますが、どのような対抗策を出してくるのでしょうか。一説には、4インチの廉価版iPhoneを出すという噂もありますが、はたして・・・?
Source:BCN
(クロス)
著者情報
iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
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