直前チェック!iOS9へのアップデート前に確認しておきたい『4つ』のポイント
いよいよ9月16日(日本時間:9月17日午前2時)より、iOS9が一般公開されます。しかしその前にiOS9でどうなるのか、そもそもアップデートに値するのかなどを、変更点を中心に改めて整理してみたいと思います。
1.そもそも自分のデバイスに合っているのか
iPadは第1世代以外であれば、すべてのモデルがiOS9に対応しています。ただしiPod Touchは第5世代以降しかiOS9はインストールできません。
iPhoneユーザーは、iPhone4s以降であればiOS9のインストールが可能です。2011年に発売されたiPhone4sがiOS9に対応するという事実は特筆すべきですが、新興国では未だに人気が高いこと、そして搭載されているA5プロセッサがiPad2やiPad miniなどにも用いられていることなどから、サポートが続行されたようです。
ちなみに筆者のiPhone4sは、iOS5からiOS6にアップグレードした時、余りの重さに、文字通り地獄を見る羽目になりました。iOS7で幾分か改善されましたが、iOS8の現在でも他の端末と比べると、幾分か動作がモッサリとしています。ただし、iOS9はわずか1.3GBしか必要としないように(iOS8は4.5GB)、オペレーション・システムが大幅に見直されたということなので、改めて期待したいところです。
2.iOS9でなにが新しくなったのか
見た目で言えば、iOS8とiOS9では大きく変わりません。しかし、新たにスクリーン・キーボード(OSK)が追加されることで、文章の切り取りやコピー、貼り付け、下線、斜体などがタップ1回で可能となります。
また新たな絵文字として、中指マークやタコスなどが追加されます。
そして重要なのが、バッテリーの持ちが大幅に向上したことです。iOS8からiOS9にするだけで1時間は伸びることが明らかとなっているだけでなく、iPhoneを触っていない際、使わないプロセスは自動的に終了してくれる「省電力モード」を選択することも可能になりました。
ほかには、すでに何度もお伝えしているように、通信量を半減させる広告ブロック機能が搭載されていること、そして「News」アプリや、「マップ」の乗り換え機能などが新たに追加されますが、後者については現時点では日本未対応となっています。
3.iPadユーザーは画面分割が出来るように

iOS9からは画面分割機能(スプリットビュー)と、アプリのスライド立ち上げ機能(スライドオーバー)が使えるようになります。
現在、2つのアプリで並行作業出来るスプリットビューに対応しているのはiPad Air2とiPad mini4のみですが、現在使っているアプリを開いたまま横からスワイプして開くことが出来るスライドオーバーは、iPad Air、iPad Air2、iPad mini2、iPad mini3、iPad mini4で用いることが出来ます。
片方の画面でサイトを見ながら、もう片方の画面で地図を確認したり、テキスト入力出来るようになったりするため、作業効率が圧倒的に向上することは明らかです。
4.セキュリティの向上と通知の見直し
これまではパスワード入力画面では4桁の数字を入力するだけで済みましたが、iOS9からは6桁を選択することが出来ます。2桁上がることと、パスワードを続けて誤入力するとロックがかかる仕組みとの組み合わせで、膨大な時間をかけないかぎり、解読はほぼ不可能になると言われています。
ただし、6桁になって覚えにくくなるからといって、くれぐれも年号付きの誕生日(910803)などというパスワードを安易に設定しないように注意してください。
他にも、さりげなく嬉しい変更点として、iOS9からは溜まった通知を1度に全部消せるようにもなっています。これまではアプリごとに「X」マークを押さなければならず、地味に面倒くさい仕様となっていました。
Source:Mirror
(kihachi)
iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
iPhone Mania編集部ライター: kihachi の記事一覧