2015年9月15日 17時31分
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ジョナサン・アイブのセクシーな英発音を聞いて楽しむサイト、本人からクレームが来て閉鎖
アップル関連の有名人と言えば、まずスティーブ・ジョブズ、次にティム・クック、そしてアップル製品のデザインを一手に引き受けているジョニー・アイブことジョナサン・アイブ氏でしょう。テクノロジー企業の人間にしてはやたらと筋肉質で、ナイトの冠号を持ち、どんな時でもTシャツを欠かさない男(ジョブズ氏の追悼式典ですら!)――そんなアイブ氏ですがイギリス出身のため、ご当地訛りの発音が、アメリカ人のアップル・ファンからしばしば物笑いの種になるのも事実です。
しかし、彼はそういうノリを快く持っていないようで、とあるユーザーがアイブ氏の発音まとめサイトを作ったところ、彼の逆鱗に触れ、法的手段をちらつかされた挙句、サイト閉鎖を余儀なくさせられるという事件が発生しました。
IveあらためJive
ファンが作ったジョナサン・アイブ氏のまとめサイトとは、「サウンドボード」と呼ばれるもので、サイト上に登録されている色々な音や台詞をユーザー自身が組み合わせることで、会話文をつくってみたり、DJのように音を連続再生したりして、楽しむことが出来ます。かつて日本でもインターネット・ミームとして爆発的な人気を誇った「山田ボイス」などがこれに該当します。
サイト「Jony Jive(Jiveは米俗語でジョークの意)」が公開されると、ファンの間で人気が爆発、中でもアルミニウムの発音はセクシーさも相まって改めて大人気となりました。
アイブ氏本人の目に留まり
こういった悪ノリをジョナサン・アイブ氏本人が直接目にしたのか、彼の仲間が耳打ちしたのかは知りませんが、自身がネタにされるのは我慢ならなかったようで、サイト製作者によれば、なんとアップルの法律チームから、「アイブ氏個人は不快に思っている」と直接電話がかかってきたそうです。
製作者は、「この電話は法的な脅しではなく、単なるリクエストだ」と付け加えられたそうですが、法律チームから電話がかかってくる時点で、単なるリクエスト以上のものであることは火を見るよりも明らかですね。
最終的に彼らは、彼ら自身がアイブ氏のファンであることを改めて示したうえで、「単なるジョークで、嫌がらせしたり、傷つけたりするつもりはなかった」と釈明、現在サイトは謝罪文が掲載されているのみで、Jony Jiveを楽しむことは出来ないようになっています。
Fun’s over, everyone. http://t.co/GSR9R1JpGZ pic.twitter.com/jw6uzN2ZRe
— Product Hunt (@ProductHunt) 2015, 9月 11
Source:Cult of Mac,Jony Jive
(kihachi)