で、電話+パケ代含めていくらなの?ドコモで5s/5cからiPhone6sに変更した例
各社の端末価格や月額料金、独自キャンペーンが次々と色々なサイトで公開されていますが、「それで結局月額いくらになるのよ…」と突っ込みたくなるユーザーも多いのではないかと思います。特にキャンペーンは種類が多すぎて、何が自分に適用されるのかよく分かりません。そこで今回ドコモ・ユーザーである筆者は、「手持ちのiPhone5sかiPhone5cをiPhone6sに機種変更した場合、最終的に月額料金はいくらになるのか」という単純明快なテーマで考えてみることにしました。
端末に適用できる割引は以下の通り
1.下取りプログラム
まず、手持ちのiPhoneを下取りに出した場合、対象機種であれば、iPhone6sの本体価格から「下取りプログラム」の適用で値引きがなされます。iPhone5cの場合は5,400円、iPhone5sの場合は9,720円となります(容量にかかわらず下取り金額は固定となります)。
実はiPhone6s発売前の9月24日より後か前かで、下取り金額は10,000円以上も変わってくるのですが、ドコモに問い合わせたところ、仮に予約をiPhone6s発売前である9月24日以前にしても、適用されるプログラムは、iPhone6s発売以降(9月25日以降)のものだそうです。
追記:全店舗共通なのか、個別店舗独自のサービスかは分かりませんが、画面割れと良品を区別した、下記のような下取りパターンもあるようです(9月30日まで)。
2.ゼロから機種変キャンペーン
しかし、先述した新しい「下取りプログラム」は、iPhone5cやiPhone5sのユーザーであれば、月々サポート増額キャンペーンである「ゼロから機種変キャンペーン」に対応しているので、iPhone5cであれば毎月855円(24ヶ月:20,520円)が、iPhone5sであれば毎月675円(24ヶ月:16,200円)が割引されます。
3.月々サポート
そして、肝心の月々サポートは、iPhone6sの16GB版で毎月2,808円(24ヶ月:67,392円)、64GB版であれば毎月2,538円(24ヶ月:60,912円)が端末の分割支払金から割引される仕様となっています。
4.機種変更クーポン
さらに、特定の条件を満たしているドコモユーザーであれば、機種変更クーポンが10,800円分送られてきているので(筆者の家にも届きました)、こちらも端末代金から引くことが出来ます。
通話料金とパケット代はこうなる
次にかかってくるのが、通話料金とパケット定額料です。
まず、通話料金に相当する「カケホーダイ」は、新たに機種変更する場合であれば半ば強制的に加入させられますが、他社を含む国内固定・携帯電話と通話し放題となり、月額2,916円となります。ただし、9月16日に発表された「カケホーダイライトプラン」を選んだ場合は月額1,836円となります。

そしてパケット代が、S(2GB)、M(5GB)、L(8GB)のデータパックから選べ、それぞれ、3,780円、5,400円、7,236円となり、これにウェブ接続料としてSPモードの324円が追加されます。

したがって、iPhone5cとiPhone5sを下取りに出し、5GBのデータMパックに加入した場合の月額使用料金は以下のとおりです。
月額料金の総計例
タイプA:「iPhone5cの16GB版をiPhone6sの16GB版にした場合」
iPhone6s 16GB 端末代金:93,312円
iPhone5cを下取り:-5,400円
ゼロから機種変キャンペーン:-(855円*24=20,520円)
月々サポート:-(2,808円*24=67,392円)
クーポン:-10,800円
端末代金合計:実施負担額 0円/月
通話+パケ代合計:7,560円/月(1,836円+5,400円+324円)
ユニバーサルサービス料:2円
総計:7,562円/月(クーポン未所有時も7,562円/月)
タイプB:「iPhone5cの16GB版をiPhone6sの64GB版にした場合」
iPhone6s 64GB 端末代金:99,792円
iPhone5cを下取り:-5,400円
ゼロから機種変キャンペーン:-(855円*24=20,520円)
月々サポート:-(2,538円*24=60,912円)
クーポン:-10,800円
端末代金合計:実施負担額 2,160円/24ヶ月=90円/月
通話+パケ代合計:7,560円/月(1,836円+5,400円+324円)
ユニバーサルサービス料:2円
総計:7,652円/月(クーポン未所有時は8,102円/月)
タイプC:「iPhone5sの16GB版をiPhone6sの16GB版にした場合」
iPhone6s 16GB 端末代金:93,312円
iPhone5sを下取り:-9,720円
ゼロから機種変キャンペーン:-(675円*24=16,200円)
月々サポート:-(2,808円*24=67,392円)
クーポン:-10,800円
端末代金合計:実施負担額 0円/月
通話+パケ代合計:7,560円/月(1,836円+5,400円+324円)
ユニバーサルサービス料:2円
総計:7,562円/月(クーポン未所有時も7,562円/月)
タイプD:「iPhone5sの16GB版をiPhone6sの64GB版にした場合」
iPhone6s 64GB 端末代金:99,792円
iPhone5sを下取り:-9,720円
ゼロから機種変キャンペーン:-(675円*24=16,200円)
月々サポート:-(2,538円*24=60,912円)
クーポン:-10,800円
端末代金合計:実施負担額 2,160円/24ヶ月=90円/月
通話+パケ代合計:7,560円/月(1,836円+5,400円+324円)
ユニバーサルサービス料:2円
総計:7,652円/月(クーポン未所有時は8,102円/月)
おまけ1.U25応援割
25歳以下の場合、基本料金から毎月525円割引され、さらにパケット容量が毎月1GB分追加されます。特設サイトでは「年間18,000円相当オトク」と謳っていますが、1GB分のパケットも12,000円相当として計算されているミスリードな広告なので、あくまでも月額料金は上記から525円安くなると考えておけば問題ありません。
おまけ2.ずっとドコモ割
5年以上ドコモを使用されているユーザーであれば、年数に応じてドコモ割として、パケット代から以下のように割引されるようです。
おまけ3.その他の割引
まとめ
上記の一覧表から分かることは、これまではiPhone5sとiPhone5cとの間に下取り価格差が設けられており、5cユーザーは5sユーザーに比べて高い金額を支払わなければなりませんでしたが、新たに設けられた「ゼロから機種変キャンペーン」では、下取り金額は異なっているものの、iPhone5cでもiPhone5sでも月額料金の総計は全く同じだという事実です。
ハイエンド・スマートフォンでは総計10,000円を超えるような月額料金も珍しくないなか、こうしてみるとiPhone5sから機種変更した場合、iPhone6sの月額料金はかなりお得だと言えるのではないでしょうか。事実、ドコモの店員に話を聞いたところ、「iPhone5sとiPhone5cの機種変更ユーザーで溢れかえっている」と語っていました。
ちなみにドコモは、iPhone6sシリーズのみの対応として、「Premium 4G」という最大262.5Mbpsにも及ぶ高速回線のサービスを9月25日から適用します。これはソフトバンクやauにはないドコモだけの強みであり、実効速度としてはLTEの2倍とも言われているだけに、回線速度に不満を抱えているドコモ・ユーザーも、これを機会にiPhone6sシリーズへ変更してみるのも一手かも知れませんね。
Source:ドコモ
(kihachi)
iPhone Mania編集部
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