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iPhone6sが発売されると、iPhone6シリーズは1つ古い世代のモデルとなり安くなることはご存知の通りです。したがってiPhon6sの発売と同時にiPhone6シリーズも再び大きく売れ出すわけですが、こうした需要を狙って、700台のiPhone6 Plusを業者から入荷したところ、すべてが「模型」だったという事件が中国で発生しました。

700台全部が模型！

 
事件は中国の杭州で電化製品街として有名な、通信市场の商店街で発生しました。この一帯に店を構える4商店が、iPhone6 Plusの需要が増加することを見込んで、合計300万元(約5,700万円)以上を投じ、iPhone6 Plusを温州の卸業者から700台ほど入荷しました。しかし箱を開けてびっくり、なんとその700台すべてが、偽物どころかただの「模型」でした。
 

 
ニュースサイトMyDriversの記者が現場へ赴くと、店には大小合わせて14箱のダンボールが店を埋め尽くしていたそうです。「この箱の中身はね、アップルの模型スマホなんだ」と店主は語ります。「このガラクタは、本来はショーケースに出しておく展示用のレプリカなんだ……」

1年以上無事に取引していたのに…

 
手にとって、実際のiPhone6 Plusと比べてみると、どれも半分以上の重さしかないうえに、箱の印字も色も薄れているという、酷い代物だったそうです。
 
幸いにもこの卸業者とは連絡が取れたそうですが、早速店主が事態を問いただしたところ、「なぜ模型が紛れ込んでしまったのか分からない。目下原因を調査中です」と、まるで他人事のような返事が返って来たとのことです。
 
誤って配送したのだとしても、そもそも模型を卸業者が抱えていること自体が謎ですが、配送業者に目をつけられてすり替えられた可能性もありますね。
 

 
「この業者とは1年以上取引をしていたが、これまで何も問題はなかった。まさかこんなことが起きるなんて」と、店主はショックを隠し切れない様子だったそうですが、入荷の勢いも中国らしさ全開なら、事の顛末も中国らしさ全開という、なんとも豪快な事件でした。
 
 
Source：MyDrivers
(kihachi)

カテゴリ : おもしろ ネタ, 最新情報　　 タグ : Apple, iPhone, 中国