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2015年9月12日 19時37分

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キーボードと画面が一体化した初代「iPhone」が現れた時も、ジョブズは批判された

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force touch 3d
 
iPhone6sより搭載される新たなユーザー・インターフェイス「3D Touch」に、戸惑う声は決して少なくありません。「果たして使いこなせるのか」「誰も使わない機能になるのでは」などなど――しかし、初代iPhoneが登場したときも、同じような声が上がったことについては、もうユーザーの殆どが忘れてしまっている事実でしょう。

かつて初代iPhoneも通った道


キーボードが存在せず、ディスプレイだけのスマートフォン「iPhone」が2007年に初登場したとき、人々はディスプレイだけの筐体に驚くとともに、その操作のしにくさに参ったそうです。iPhone以前に存在したスマートフォンは、BlackBerryに代表されるように、ディスプレイの下部にキーボードが備え付けられているタイプばかりでした。
 
スティーブ・ジョブズ
 
一体なぜ、わざわざタイプミスを誘発するような製品を作ったのか――アップルが開催したメディア向けイベントで、とある記者がスティーブ・ジョブズ氏に食って掛かりました。「使えない」「タイプミスばかりだし、何よりキーが親指には小さすぎる」。するとスティーブ・ジョブズ氏は首を傾げながら、こう答えたそうです。「そのうち、君の親指が学習するだろう」
 
この言葉を聞いた時、筆者はアインシュタインの、「鶏が道路を渡ったのか、道路が鶏を渡ったのかは、あなたの基準系次第である」という名言を思い出さずには居られませんでした。ジョブズ氏にとって、最初から指がスマートフォンを支配するものである必然性はどこにもなかったのです。

3D Touchという新次元

スマートフォン フリー素材
 
さて、iPhone6sから新たに登場する「3D Touch」は、スマートフォンを操作するうえでは避けて通れないキーボードとは異なり、あくまでもiPhoneの操作を便利にするショートカットに過ぎません。
 
使わなくとも済んでしまうため、「3D Touch」の存在を知らないままiPhoneを購入してしまうユーザーが多くなることが懸念されています。しかしこれは、機内モードにする際、わざわざ「設定」アプリを開かずとも、iPhoneを上にスワイプするだけで済む機能「コントロールセンター」に対して、「使われないのでは」と心配するようなもので、考え過ぎと言えるでしょう。
 
優れたユーザー・インターフェイスとは、直感的にユーザーが理解し、操作出来るもののことを指すのだ、としばしば言われます。しかし、真に優れたインターフェイスを前にしたとき、ユーザーは理解も望みもしない不思議な感覚に引きこまれながらも、その一方で、一度入ったらもう引き返したいとは決して思わないような、新たな次元の扉をすでに開けているのかも知れません。
 
 
Source:Business Insider
Photo:Amazon
(kihachi)

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