2015年9月12日 11時31分
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iPhone6sの原価が判明!iPhone6と差はたった3千円も、定価は2万円の上昇
早くもiPhone6sの原価が判明しました。証券会社メリルリンチが算出したところによると、iPhone6s/64GB版の価格9万8,800円に対し、原価は234ドル(2万8,100円)ほどになるようです。
単純計算で70%超がアップルの利益に
30%に満たない原価には、毎度同じく賛否両論の声が上がっていますが、iPhone6s/64GB版の内訳は以下の通りです。
・半導体部位:127ドル(約15,240円)
・通信部位:36ドル(約4,320円)
・A9プロセッサ:25ドル(約3,000円)
・Touch ID:22ドル(約2,640円)
・内蔵ストレージ:20ドル(約2,400円)
・カメラ/ディスプレイ/バッテリー:73ドル(約8,760円)
・ボディ:33ドル(約3,960円)

アメリカでは、64GB版は749ドル(約8万9,880円)で売られているので、キャリアやサプライヤーとの契約コストなどを無視すれば、iPhone6sを1台売るごとに、アップルは515ドル(約61,880円)の利益を手にすることとなります。
ちなみにiPhone6/16GB版の製造コストは、サプライヤーに渡す費用も合わせて、200-247ドル(約24,000-29,640円)、iPhone6 Plus/16GB版は216-223ドル(約25,920-26,760円)と言われており、それぞれ1台売るごとに、iPhone6がおよそ449ドル(約53,880円)、iPhone6s Plusが540ドル(約64,800円)の利益が出ていたようです。
ちなみに日本国内の場合、iPhone6の64GBは7万9,800円、そして今回iPhone6sは9万8,000円となっており、価格は2万円弱も違うのに、コストはわずかに29ドル(約3,480円)しか変わらないという事実は、テクノロジー業界のビジネス・スタイルについて何とも考えさせられるものがありますね。
Source:Business Insider
(kihachi)
著者情報
iPhone Mania編集部
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