それでも中国人がiPhone6sを「爆買い」しに来るワケ~世界のiPhone比較表~
世界でiPhone6sは一体どのくらい金額が異なるのか―中国のiPhoneファンがiPhone6sの価格一覧表を作成しました。この表を見ると、なぜ中国から転売屋が日本を含む世界中に押し寄せて「爆買い」していくのかが一目で分かります。
日本に来てiPhone6sを3台買うだけで旅費はタダ
表を見て、真っ先に目につくのが中国本土の飛び抜けた高さです。陸続きなだけでなく、同じ中国国内であるはずの香港と701元(約1万3,250円)も異なるとあれば、深圳の税関を潜り抜け、身体中に大量のiPhoneを巻き付けてでも密輸しようとする中国人(通称:水客)が後を絶たないのも無理はありません。
また、日本もアメリカとカナダに次ぐ世界3位の安さとなっており、707元(約1万3,370円)ほど違うことが分かります。こちらも観光客であれば免税扱いとなるため、隣国中国から格安航空券で大量に買い付けに来て、3セットほど購入してしまえば、十分に元が取れてしまうというわけです。
中国の税制に秘密があった!
一体なぜ中国のiPhone6sはここまで高くなってしまうのでしょうか。それは関税にくわえ、増値税と呼ばれる中国独特の間接税が深く関わっています。 中国では売値から卸値を引いた儲けの金額に17%の税金がかかるため、その分を取り返すためにアップルは最低でも失われた17%分、iPhoneを値上げする必要に迫られてしまうのです。
今回のiPhone6sも見事に日本と中国では15%ほど価格が異なっていますが、アップルは今回のiPhone6sを、予約販売主体に切り替えるつもりだという話も出ています。これは「爆買い」対策の一貫ではないかとも噂されていますが、はてさて発売日の9月25日にはどんな光景が見られるのでしょうか。
Source:MyDrivers
(kihachi)
iPhone Mania編集部
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