ドコモのiPhone6s 通信速度で国内最速!下り最大262.5Mbps
9月25日に国内でもドコモ、au、ソフトバンクから発売されるiPhone6s/6s Plusですが、それに合わせてドコモはLTEで下り最大262.5Mbpsでのサービス提供(一部地域)を行うと発表しました。
262.5Mbpsは東名阪エリア
ドコモはこれまでPREMIUM 4Gとして下り最大225MbpsでのLTEサービスを提供してきましたが、今回のiPhone6s/6s Plus発売に合わせて262.5Mbpsまで増速させて通信環境をより快適にします。
この262.5Mbpsの速度はキャリアアグリゲーション技術を用いて提供されるのですが、周波数の関係で他社がiPhone6s/6s Plusでこの速度を実現させることはできません。最高速度ではドコモが頭一つ抜けることになります。
262.5MbpsのLTEが提供される地域は東名阪エリア(東京都、大阪府、京都府、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県、山梨県、愛知県、岐阜県、三重県、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県、静岡県)の一部ですが、関東、関西、中京地域の人口の多い場所はほぼカバーされています。電波状態が良ければ200Mbpsを超える実測値も可能になるのではないでしょうか。
au、ソフトバンクの通信速度は?
auのiPhone6s/6s Plusもこれまで以上に速い通信に対応します。KDDIが自身で保有する周波数を使って下り最大225Mbpsでサービスを提供(大都市周辺部が主なエリア)するほか、WiMAX2+の周波数を用いて下り最大220Mbps(都市部が主なエリア)を実現します。ドコモに比べて最高速は遅くなりますが、2種類の通信方式を重ねて使えることは混雑回避などのメリットが見込めます。
ソフトバンクも同様に自身の持つ周波数とAXGPの周波数を二つ重ねられるメリットがありますが、それぞれ下り最大187.5Mbpsと165Mbpsとなります。他社に比べて最高速度の面では見劣りするものになりますが、実測値での勝負となると結果はまだわかりません。おそらくiPhone6s/6s Plus発売直後は多くのメディアがスピード比較を行うはずです。そこでソフトバンクがどこまで健闘できるかは注目です。
ここまで速くなったメリットは?
実際のところ、iPhoneを日常で使う上で200Mbpsなんて速度は不必要といっても過言ではありません。また新プランが普及して月々の通信量が2GB、5GBとなっている人も多く、高速通信であっという間に通信量を使ってしまう危険性もあります。そのため200Mnpsを超えるレベルの高速化に意味があるか疑問を持つ人も多くいると思います。
しかし通信の高速化が進めば混雑時も速度低下が起こりにくくなります。またちょっとした通信もすぐに完了し、iPhoneのサクサク感が増すことにも繋がります。今回の最高速度アップは3GからLTEに変わった時のような劇的な変化はないかもしれませんが、確実にiPhoneを便利にすることになるでしょう。
Source: NTTドコモ
(KAZ)
iPhone Mania編集部
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