2015年9月9日00:32公開
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iPhone6sが16GBモデルでもまったく問題ない理由
9月9日(日本時間:9月10日午前2時)に正式発表されると見られているiPhone6sは、一番容量の少ないモデルが16GBとなることはほぼ確定的だと見られています。4K動画や1,200万画素の写真が撮影出来るようになったことを考えると、いささか16GBという数字に心もとなさを感じるのも事実ですが、iOS9を搭載したiPhone6sでは16GBでも問題ない造りになっているそうです。
16GBでも問題なし!
32GBを期待していた一部のユーザーは、容量のラインナップが今回も16/64/128GBになりそうだと分かったとき、さぞかし落胆したに違いありません。内蔵ストレージをわざと少なくすることでアップルは利潤を高めようとしているのではないか、という声も聞こえてきます。
しかし、iOS9が搭載されたiPhone6sは、これまでのiPhoneシリーズ以上に16GBでも問題ない造りになっているそうです。
要らない写真やアプリを自動的にクラウド送りへ

例えば、「iCloud Photo Library」は、iOS9において大幅な改良が加えられています。「iPhoneの容量を最適化する」という項目を選ぶと、自動的に古い写真が削除され、空き容量が確保されつつも、まだiPhone内に存在しているかのようにサムネイルだけが表示されます。
そして実際にサムネイルをクリックすると、ただちにiCloud上から呼び出されるという具合です。この機能は、目下グーグルが開発している「決して容量が尽きることのないスマートフォン」にも採り入れられています。
また、「App Thinning(アプリ細線化)」と呼ばれる機能でも、通常時はiPhone上にあるアプリのサイズが縮減されており、実際にアプリが使われるときまで、アプリはアイコンなどの見かけ上(断片)しか存在しない、という仕組みが採られています。
また、OSをアップデートする際に、使用頻度が低いアプリについては空き容量確保のため自動的に削除する、といったオプションも選択できるそうです。
iOS9はわずか1.3GB!
そして、iOS9で最も特筆すべき改良点が、iOS自体のサイズ減少です。iOS8では当初から4GBがシステムに充てられていましたが、iOS9は1.3GBしか要さないことが分かっています。
こうしたことから、ニュースサイトTNW Newsは、「『空き容量が足りません』というエラーを、まずiOS9では見ることはないだろう」とまで言い切っています。これまで以上にクラウドに依拠することとなりそうですが、こうした仕様は16GBに落胆していたユーザーにとって、大いに朗報であることは間違いありません。
Source:TNW News
(kihachi)
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iPhone Mania編集部
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