2015年9月5日 07時49分
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ソニーやHTC、マイクロソフトはスマホを売るごとに赤字になってしまっているらしい
いまやスマートフォンは多くの人にとって必要不可欠なものとなり、メーカーも様々なニーズにあうようなスマートフォンの開発に日夜研究を続けています。
しかし、スマートフォン業界の利益率を調査した結果、中にはスマートフォンを売るごとに赤字になっている企業もあると判明しました。
もはやAppleの一人勝ち!サムスンは小幅ながらも利益を得ている状況

スマートフォン業界の利益を示す表
こちらはスマートフォン業界各社の利益を示す表です。表の右端、「Implied profit per smartphone」という列を確認していただけると分かるのですが、驚いたことにHTCはスマートフォンを1台販売するごとに36.89ドル(約4,400円)の赤字、ソニーも同じく26.10ドル(約3,200円)の赤字となっています。Microsoft Mobileについてはなんと72ドル(約9,900円)の赤字です。
せっかく研究開発をしたにも関わらず、こうした大企業がこれほどまでの赤字に陥っているというのは驚きですね。特にHTCは8月に企業価値がゼロとなり、15%の人員削減を実施しています。
一方で、Appleは1台のiPhoneを販売するごとに184.80ドル(約22,400円)の利益を得ており、業界で一人勝ち状態であることがわかります。スマートフォンシェア世界第1位のサムスンはというと33.33 ドル(約4,000円)の利益を得ており、こちらは辛うじて黒字といった印象です。

さらにAppleはこの高い利益率を堅持しているのも印象的ですね。
スマートフォン業界は飽和市場になってきていると言われていますが、今後業界がどのように発展していくのかに注目が集まります。
Source:The Overspill: when there’s more that I want to say
(クロス)
著者情報
iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
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