iOS9のNewsアプリで50社以上の出版社の雑誌が読める
iOS9で新たに追加されたNewsアプリで、50社以上の出版社の雑誌が読めるようになるようです。Re/Codeが伝えています。
18社から50社以上まで拡大
6月の世界開発者会議(WWDC)でNewsアプリを発表したときには、18の出版社が参加を表明していましたが、現在ではそのリストが50社以上まで増えているとのことです。
Re/Codeによると、出版者側はAppleが提示する条件にも満足しているようです。出版社は自分たちが販売した広告からの収入を100%得られるだけでなく、Appleが販売する広告からも70%を受け取れる契約になっている模様です。
大手出版社Conde NastのBob Sauerberg社長は「ビジネスモデルは優れている」と評価しており、同社はNewsアプリリリース時(iOS9リリース時)に、「Vanity Fair」「Wired」「GQ」「Epicurious」「Teen Vogue」「Conde Nast Traveler」の6誌を提供します。Sauerberg社長によると、現在同社はNewsアプリにおいてBurberry、Ford、Campbell Soup、Reynoldsの4社と広告契約を結んでいるとのことです。
固定読者の獲得が鍵
Newsアプリの立ち上げでもっとも懸念されているのが、読者の獲得です。「ニュース読者」には数年前から注目が集まっているものの、アメリカにおいてある程度固定層が獲得できているのはFlipboardしかないからです。
またニュース読者の大半が、FacebookやTwitter、Snapchatなどのソーシャルネットワークからのリンクで流れてきているという現状もあります。
iOS9には新たに広告ブロック機能が導入されますが、Newsアプリでは広告が表示されるため、出版社が進んで参加しているとも言われています。
以下の動画は「Conde Nast Traveler」がNewsアプリでどのように表示されるかのデモ映像です。
Source:Re/Code
(lunatic)
iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
iPhone Mania編集部ライター: lunatic の記事一覧