2015年8月31日 21時26分

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今はスマホでトレーディングカードを楽しむ時代―丁寧にダメージ加工、10万円のカードも

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子供の頃、大きなボックスにトレーディングカードをぎっしりと詰め、友達とカードの交換を楽しんだ方も多いことでしょう。しかし、最近のトレーディングカードは、一切場所を必要とせず、スマートフォンの中だけで完結してしまう総デジタルの時代となっています。

わざわざビンテージ加工まで


ニュースサイトTHE VERGEによると、最近ではiOSでも利用可能なスターウォーズのトレーディングカード・アプリ、「Star Wars:Card Trader」が大人気だそうです。日本でも課金してカードを集めるアプリが流行っているので、ここまではそう珍しくない話でしょう。
 
しかし、このCard Traderは、通常のラインナップのほか、往年に発売された「ビンテージ・シリーズ」もアプリ上でデジタルに入手出来るようになっているところが特徴です。しかもこの「ビンテージ・シリーズ」は、丁寧にダメージ加工まで施されています。
 
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「ビンテージ・シリーズ」の中でも、人気カードを集めているカードが、1500枚しかアプリ上で存在しない、同作品の人気キャラクターであるハン・ソロのカードです。カード同士のトレードでは不十分だと判断されたのか、最近もeBayで225ドル(約27,200円)もの値で落札されています。

お札を刷っているようだ


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アプリでは、5ドル(約600円)で20,000クレジットをチャージでき、かなりのカードパックを開封出来るようです。しかし、パックはレア・カードが含まれている確率によって、価格に差が設けられており、最高級の「プレミアム・コレクター・パック」は、1回開封するのに50ドル(約6,100円)が必要です。
 
アナログのカードゲームに興じていた世代にとっては、スマートフォン上で完結してしまうカード・トレーディングは、少々理解し難い世界ですが、大人や子供問わず人気であるところをみると、これも時代の流れということでしょう。ちなみに最高値のカードは、ピンクのヨーダ・カードで、アプリ上にたった10枚しか存在せず、販売時間もわずか1時間のみだったそうです。オークションでは900ドル(約109,000円)前後で取引されています。
 
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ちなみに109,000円あれば、日本とアメリカを往復出来てしまいます。昔、カード会社の関係者から「お札を刷っているようだ」という話を聞いたことがありますが、デジタル時代の現在、彼らは一体どんな気分なのでしょうか。
 
starwarsStar Wars™: Card Trader
カテゴリ:エンターテインメント
現在の価格: 無料

※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。
 
 
Source:THE VERGE

著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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