ジェイ・ジーらが共同所有する音楽配信サービスTidal、Appleを非難
ジェイ・ジーら複数のアーティストが共同所有する音楽配信サービス「Tidal」が、「Appleがストリーミングを妨害した」と苦情を申し立てています。
TidalはAppleを非難
米ニューオーリンズで8月28日の夜、ラッパーのリル・ウェインが主催するハリケーン・カタリナ被災者のための慈善コンサート「Lil Weezyana Festival」に、ラッパーのドレイクが飛び入り参加し、3曲を披露しました。このコンサートは、リル・ウェインも7月から共同オーナーとなっているTidalでライブストリーミング配信されていたのですが、ドレイクが登場した場面のみ、配信が停止されるという事態が発生しました。
ちなみにドレイクは、Apple Musicと専属契約を結んでおり、世界開発者会議(WWDC)でも同サービスについて説明しています。
配信したら24.4億ドルの賠償金を要求?
Tidalはドレイクのパフォーマンスが流れない間、「Appleが芸術に干渉し、このアーティストがストリーミングすることを許可していません。ビッグ・ブラザーによる御迷惑をお詫びします」とのメッセージを表示しました。
その後New York Postは、Appleはドレイクのコンサートへの出演を快く思っておらず、もしもTidalで彼の曲をストリーミング配信すれば、2,000万ドル(約24.4億円)の賠償金をTidalに要求すると警告した、と報じています。
ドレイク側はAppleの関与を否定
しかしドレイクのマネージャーであるFuture the PrinceはBuzzFeedに対し、
「ドレイクがTidalの配信に加わらなかったのはAppleにもドレイクの契約にもまったく関係ない。Appleには我々がライブストリームに参加するのを止める力はない。それができるのはCash MoneyとUniversalだが、彼らは我々のパートナーだ」
と述べ、Appleの関与を完全否定しました。
また配信しなかった理由については、「我々にとっては芸術性と質が重要だが、ライブストリームではそれを管理することができず、時間もなかった」と説明しています。
Source:AppleInsider
(lunatic)
iPhone Mania編集部
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