12インチMacBook向け、最新インテルSkylakeプロセッサの詳細が明らかに
これまで次期MacBook Airに搭載されると思われる、インテルの新たなSkylakeプロセッサの詳細が明らかになってきました。最新のCPU情報やベンチマークに詳しいCPU Worldは、アップルの次期12インチMacBookに搭載される第6世代CoreMプロセッサの詳細について報じています。
次期12インチMacBookにはYシリーズを搭載
インテルのSkylakeプロセッサはターゲットとする製品により、Yシリーズ、Uシリーズ、Hシリーズ、Sシリーズのラインナップを揃えており、以前明らかになったMacBook AirにはUシリーズのプロセッサが搭載されると予想されています。
Core m3、Core m5、Core m7という名称に
最も消費電力の低いSkylake-Yシリーズプロセッサは、次期12インチMacBookに搭載されると思われますが、インテルはパフォーマンスに合わせてCore m3、Core m5、Core m7とブランディングするようです。
Core m3は基本モデルに
最もベーシックなCore m3 6Y30は、900MHzデュアルコア(Turbo Boost使用時最大2.2GHz)という仕様になっており、4MB共有L3キャッシュ、HD515グラフィックスを搭載し、最大GPUクロックは850MHz、TDP(熱設計電力)は4.5Wとなっています。Core m3は税別価格148,800円で販売されている12インチMacBookの基本モデルに搭載されると思われます。
上位モデルにはCore m5
ミッドクラスのCore m5 6Y54とCore m5 6Y57は、1.1GHzデュアルコアを搭載していますが、Turbo Boost使用時には、それぞれ最大で2.7GHz、2.8GHzという仕様になっています。ともに4MB共有L3キャッシュ、HD515グラフィックスを搭載し、最大GPUクロックは900MHz、TDP(熱設計電力)は4.5Wとなっています。Core m5は税別価格184,800円で販売されている上位モデルに搭載されると予想されます。
ハイエンドなCore m5 6Y75は、1.2GHzデュアルコア(Turbo Boost使用時最大3.1GHz)という仕様になっており、4MB共有L3キャッシュ、HD515グラフィックスを搭載し、最大GPUクロックは1GHz、TDP(熱設計電力)は4.5Wとなっています。Core m5 6Y75は税別価格30,000円を追加して、オプションでプロセッサアップグレードした場合に搭載されると予想されます。
次回もアップル独自にクロック数をアップか
CPU Worldは、Core MプロセッサはTDPを7Wにすることでクロックスピードを高速化することも可能と述べています。実際アップルは、現行の12インチMacBookに搭載する5Y31プロセッサで、インテルが900MHzとしているクロック数を1.1GHzに、5Y51プロセッサでは1.1GHzを1.2GHzに、5Y71では1.2GHzを1.3GHzにアップしています。
CPUパフォーマンスは17%高速化
次期12インチMacBookに搭載される新たなYシリーズSkylakeプロセッサは現行のCore Mプロセッサと比較して、CPUパフォーマンスで最大17%、グラフィックスで最大41%高速化すると言われており、バッテリーの持続時間も1.4時間延長すると報じられています。
Skylakeプロセッサ搭載のMacは10月に登場
インテルの新たな第6世代Skylakeプロセッサは、9月4日からベルリンで開催されるIFA2015で正式にリリースされると予想されています。アップルが新型Skylakeプロセッサを搭載する12インチMacBookをいつリリースするのかは定かではありません。
しかし、Mac向け最新オペレーティングシステムとなるOS X El Capitanが、10月に正式にリリースされますので、これに合わせて新たなSkylakeプロセッサを搭載したMacが発表されると予想されます。
Source : MacRumors
(リンゴバックス)
iPhone Mania編集部
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