2015年8月27日 14時10分
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半数近くがアップルの基準以下、規定未満の若者が大量就労…異様な中国のサプライヤー
iPhone6sの製造に日夜追われている中国の各サプライヤーですが、自殺者が続出しているほか、18歳未満を就業させているなど、劣悪な労働条件も問題となっています。広東省では1年間で74もの違反に問われたサプライヤーまで登場する始末で、ネットでは「なぜアップルは工場をアメリカに戻さないのか」など批判の声が上がっています。
半数近くが基準以下
台湾のニュースサイトM.I.C.Gadgetによれば、11ヶ所のサプライヤーで、規定に満たない従業員(Foxconnであれば18歳未満)の労働が106件確認されているそうです。もちろんアップル側も見てみぬふりではなく、学生の労働者の数を明確にするようサプライヤーに指示しており、問題解決にあたっています。
また調査の結果、中国でアップルの要求する基準を満たしていたのは、わずか59%にとどまったことが分かりました。それ以外の地域で示された80%という値からは程遠い内容で、職務災害の数値も高かったことから、同国のサプライヤー内に安全なシステムが構築されていないことが、改めて浮き彫りとなる格好となりました。
アップルも対策を講じ

昨年はFoxconnで自殺が相次いだことを受け、サプライヤーを顧慮していないとして、世界中から非難を浴びたアップルですが、ティム・クックCEOが緊急視察に訪れたり、Foxconnからのインターン・シップを受け入れたりと、アップル側としては、真剣にこの問題を解決しようとしていることも確かです。
Source:M.I.C.Gadget,9to5mac
(kihachi)
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iPhone Mania編集部
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