Foxconn、iPhoneにより好調だがスマホ需要と中国経済停滞からコスト削減
アップルの組立製造を担当する、鴻海精密工業股份有限公司(Hon Hai Precision Industry Co., Ltd.)はFoxconnとして知られています。同社の6月期の経常利益は予想を上回ると見込まれていますが、スマートフォンへの需要の落込みなどからコスト削減を実施する模様です。
Foxconn、アナリスト予想を上回る売上と利益
Foxconnの6月期の経常利益は、多くのアナリストの予想では7%とされていましたが、予想よりも高く7.2%になるとBloombergが報じています。総売上も予想よりも多く、257億台湾ドル(約997億8,400万円)とされており、アナリストのコンセンサスである252億台湾ドル(約978億4,300万円)とする予想を上回っています。
スマホ市場と中国経済の停滞からコストカットを
しかしながら、中国経済とスマートフォン市場の停滞感から、Foxconnは経常利益を確保するためにコストカットを断行する模様です。
売上の半分はiPhoneに依存
Foxconnは売上のほぼ半分をアップルから計上しており、そのほとんどはiPhoneの製造だといわれています。アップルは6月期で過去最高の4,750万台のiPhoneを販売したと発表していますが、アナリストの中には5,000万台とする予想もあり、予想平均の4,880万台を下回っていました。
FoxconnとPegatronはアップルが9月9日にリリースすると思われる、iPhone6sとiPhone6s Plusの主要な製造パートナーであることは間違いないと思われますが、ひょっとすると小さな4インチディスプレイを搭載したiPhone6cの製造も担当するかもしれません。
Source : Apple Insider
(リンゴバックス)
iPhone Mania編集部
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