2015年8月15日14:33公開

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母親と子供のコミュニケーションは、年代ごとに若干の変化が見られる

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小学生でもごく普通に携帯電話やスマートフォンを持つ時代となりました。
 
事件に巻き込まれたりといったマイナスの側面もフォーカスされますが、親御さんにとって子供と常に連絡・コミュニケーションが取れる状態を担保するという意味では理想的な手段であり、その導入を検討している家庭も多いことかと思います。国内でモバイルマーケティングを展開するMMD研究所は、20~49歳の母親9,352人を対象に「子どもの携帯電話に関する調査」を実施し、その調査結果を公開しています。

母親が子供とのコミュニケーションに利用するツールは・・・

 
MMD研究所
 
20~49歳の母親 9,352名のうち、小学生以上の子どもに携帯電話端末を持たせている母親4,109名に対して子どもと携帯電話でコミュニケーションを取る際に利用するツールについて聞いたところ、「よく利用する」という回答の割合が最も高かったのは「LINE」で36.3%、次いで「通話」が27.9%、「メール」が25.6%となりました。
 
ただし、「LINE」に関しては「利用しない」との回答が約半数にのぼり、「よく利用する」母親と「利用しない」母親で2極化する結果となったことも報告されています。
 
MMD研究所
 
これを年代別で見ると、20~30代の母親が最も「よく利用する」ツールは「通話」(それぞれ60.7%、36.2%)で、20代母親の「LINE以外の無料通話・チャットアプリ」や「SNS」を利用する割合が比較的高く、他の年代と比べて多くのコミュニケーションツールを活用している傾向が見られます。
 
その一方で、40代で最もよく利用されているツールは「LINE」(38.4%)となり、全ての世代の中で最もLINE利用者の割合が高い結果となりました。調査結果を見るに、子供の年齢が高いと思われる世代になればなるほど、「LINE」の利用者が増えるようですね。

子供に携帯電話を持たせるのに妥当と考える年齢は?

次に、子供に子どもに携帯電話を持たせるのに妥当だと思う年齢に関する調査も実施されています。
 
MMD研究所
 
最多は「高校1年生」で29.6%、次いで「中学1年生」が22.0%、「分からない」が13.2%の順となっています。
 
MMD研究所
 
母親の年代別に見てみると、20代の母親は「中学1年生」(28.1%)と回答した割合が最も高かったのに対し、30~40代の母親は「高校1年生」と回答した割合(それぞれ23.9%、37.6%)が最も高いという結果になっています。母親の年代によって、考え方は少し異なるようですね。
 
MMD研究所
 
なお、携帯電話を買うと当然料金が発生しますが、高校生以上の子どもに携帯電話端末を持たせている母親2,344名に対して誰がその利用料金を負担しているかを聞いた(複数回答)ところ、「親」が66.4%で最も多く、次いで「本人」が32.8%となっています。
 
子供に携帯電話をもたせるか検討している家庭は、本調査結果を参考になさってください。
 
 
Source:MMD研究所
(クロス)

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著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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