この10年間で、iPhoneの売上シェアはどれだけ成長したのか
記録的なヒットを続けるiPhoneとともに驚異的な成長を見せるAppleですが、それはここ数年間の出来事です。
過去を振り返ると、NokiaとMotorolaがスマートフォン市場を席巻していた時代もありましたが、どの段階でここまでの大差がついてしまったのでしょうか。
Appleの売上シェアは今や全体の半分以上!
ニュースメディア『The Wall Street Journal』が、過去10年間のスマートフォン各社の売上シェア推移をグラフ化しています。
これによりますと、iPhoneが爆発的にヒットするまでの間、スマートフォン市場を占領していたのはNokiaとMotorolaでした。現在はマイクロソフトの傘下となっているNokiaですが、2008年のピーク時にはスマートフォン市場の売上の45%を占め、出荷台数は約1億1,550万台にまで達していました。それがなんと今や2%にまで売上シェアが下がっています。
SonyやBlackBerryについても、今ではあまり存在感を示せていませんが、過去には各社とも一定の売上シェアを記録していた時代がありました。しかし、2008年から2010年にかけてはAppleとサムスンの2強時代に突入し、2社以外はいずれも先細りしていっている様子が見て取れます。
なお、これだけの売上シェアを誇るAppleですが、販売台数シェアに関しては15%ほどしかありません。しかし高価格戦略が功を奏しており、最近の報道ではAppleがスマートフォン市場全体の92%もの利益を独占しているともされています。ここまで来ると、他社がAppleに追いつくのは不可能にも思えますが、今後どういった展開になるのかに注目が集まります。
Source:The Wall Street Journal
(クロス)
iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
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