格安SIMの解説書、契約特典付きでコンビニ、Amazon等で販売へ
スマートフォンの月額料金を低く抑える方法として一般的になりつつある格安SIMですが、設定や申し込み方法は初心者にとって高いハードルとなっています。そのわかりにくい部分をわかりやすく解説する書籍が富士通エフ・オー・エムから発売されます。「格安SIMかんたんスタートガイド」の発売日は8月20日、価格は1,000円(税抜)で全国のコンビニエンスストアや書店、Amazon、楽天ブックスなどで販売されます。
niftyのMVNO「NifMo」と提携
解説書は富士通系のISPであるniftyとコラボして作られており、MVNOの一般的なメリットの他に同社の格安SIMサービス「NifMo」の料金体系などについても詳しく解説されています。また付属のカードをNifMo契約時に利用することで、契約事務手数料(3,000円)と月額基本料金が最大で2ヶ月間無料になる特典も付いてきます。
解説書はNifMoの販促ツールという位置付けになっていますが、難しいMVNOをよく知って、少し体験してみたい人にはピッタリの解説書になりそうです(ただし通話契約をすれば6ヶ月以内の解約には違約金が発生します)。
NifMoはドコモ回線を使用、docomoのスマホに幅広く対応
NifMoは他の多くのMVNOと同様にドコモ回線を利用しています。そのため下り最大150MbpsのLTEはもちろん、広い3Gエリアでの通話、通信が可能になっています。またドコモで販売されているLTE対応のスマートフォンであれば、APNの設定でデータ通信の動作確認が取られています。
SIMフリーのスマートフォンでも動作確認が取られている機種が多数あり、iPhone(5s/5c、iPhone6/6 Plus)についてもドコモ版、SIMフリー版ともにプロファイルのインストールでデータ通信の動作確認が取られています。設定方法はそれぞれ動画で解説されているので、簡単にできるようになっています。
料金についても通常の通信キャリアとの契約に比べて大幅に安くなっており、常に超高速通信が不要な人(MVNOは混雑時に速度低下が起こりやすい)、キャリアメールを使わない人にとっては魅力的なプランと言えそうです。
MVNOの浸透はさらに加速へ
MVNO(格安SIM)の利用が一般的になりつつあるとはいえ、まだ利用者はそれほど多くありません。しかし5月には携帯電話端末のSIMロック解除が義務化され、またドコモ、auに続いてソフトバンクもMVNO向け回線貸し出しを本格化させます。さらに9月に発売されるiPhone6sも当然SIMロック解除の対象となり、多くの端末で様々な回線のMVNOを利用する環境が整います。
MVNO市場、格安SIM市場はまだまだ成長余地を残していると考えられ、MVNO各社の競争は激しさを増していくと予想されます。
Source:富士通エフ・オー・エム
(KAZ)
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「格安SIMカードの初心者ガイド」
iPhone Mania編集部
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