2015年7月27日 21時52分
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誇大広告で「炎上」したアップルxナイキのFuelBand、ユーザーに返金で和解
アップルとナイキが開発したウェアラブルデバイス「FuelBand」について、性能について誤解を与えるような宣伝文句がなされていたことで集団訴訟が起きていた問題で、両社が全米の対象となるユーザーに25ドル(約3,000円)のギフト券か、15ドル(約1,860円)の現金の支払いで和解が成立したことが明らかとなりました。
増え続ける訴訟コストに白旗
「FuelBand」はウェアラブルデバイスの先駆け的存在としても知られており、iPhoneやiPadなどと連携させることで、消費カロリーや歩数をトラッキングしてくれるほか、NikeFuelというシステムで活動量も一目で把握することが出来るウェアラブルデバイスです。
しかし、宣伝文句に謳われているだけの内容ではなかったとして、2013年5月よりアップルとナイキ、ユーザーとの間で集団訴訟が発生していましたが、ナイキが公式サイトで、「訴訟を続けることによるコストの増加と不便さを避けるため」、和解に応じた旨を明らかにしたことで、足掛け2年に渡る裁判に終止符が打たれました。
名前からして呪われていた?
25ドル(約3,000円)のギフト券か、15ドル(約1,860円)の現金を受け取ることが出来る対象者は、2012年1月19日から2015年6月17日の間に、米国かプエルトリコ、もしくはNike.comで、「FuelBand」を購入したユーザーとのことです。
同バンドは、売上が芳しくなかったのみならず、Apple Watchの発売も相まって、すでに販売は終了しています。「FuelBand(燃料バンド)」という名前が悪かったのかは分かりませんが、とんだお騒がせバンドとなってしまいました。
Source:GEEK
Photo:Kazuhiro Keino on Flickr
(kihachi)
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iPhone Mania編集部
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