アップル、サプライヤー支払が昨年より41%増、新型iPhoneは記録更新確実
アップルは先週2015年第3四半期の業績発表を行いましたが、6月期末時点で265億ドル(約3兆2,742億円)のオフバランス取引があることが判明し、このことから今秋リリースが噂されているiPhone6sは、これまでのiPhoneの売上記録を更新すると予想されます。
オフバランス取引額が昨年対比26%増加
アップルがアメリカ証券取引委員会に提出した四半期報告書(フォーム10-Q)で、モルガン・スタンレーのアナリストのKaty Huberty氏は、アップルのオフバランス取引額は、概算で昨年対比26%増加しており、前四半期からも15%増加していると報告しています。
iPhone6sは過去最高の売上に
新型のいわゆるiPhone6sは、外観上は現行のiPhone6と大差ないため、売上が伸び悩むのではないかと懸念するアナリストもいるのですが、Huberty氏はこの数字から、アップルの新型iPhoneは昨年よりも売上を拡大すると予想しています。
サプライヤーへの支払は昨年より41%増加
開示されたオフバランス取引額の内、220億ドル(約2兆7,182億円)はコンポーネントの製造や組立などに関連して、サプライヤーなどに支払われる購買委託の金額で、昨年対比41%、前四半期対比14%増加しています。
9月期の売上は約7兆7,840億円と予想
購買委託で支払われる金額は、各種コンポーネントの購入はもちろん、製造に必要な機器や設備などの固定資産の取得に掛かる費用も含まれており、これらの金額は次の第4四半期(7月〜9月末)の業績に大きく関連しているとHuberty氏は指摘しています。同氏は、かなり高い予想にはなると前置きしながらも、今年9月期にはアップルは630億ドル(約7兆7,839億円)の売上を計上すると推定しています。
現実的な予想数字は、アップルの9月期のガイダンスで490億ドル(約6兆542億円)〜510億ドル(約6兆3,013億円)となっていますが、果たしてHuberty氏の予想の通り、新たなiPhone6sはiPhoneの売上記録を大幅に更新することになるのでしょうか。
Source : Apple Insider
(リンゴバックス)
iPhone Mania編集部
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