2015年7月23日 12時20分
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Apple Watch、市場コンセンサス大幅上回り、400万本売上か―シェア75%に
リサーチ会社であるStrategy Analyticsが発表した最新のレポートによると、Apple Watchは第2四半期において、スマートウォッチ業界で75.5%のシェアを占めるに至ったことが分かりました。2位はサムスンのAndroid WearであるGear Liveなどで、5.7%となっています。
売上はアップルが突出

Strategy Analyticsによれば、アップルは2015年の第3四半期で、Apple Watchをおよそ400万本売り上げたとのことです。220-300万本程度では、という分析が多勢を占めていることを思えば、同社の提示した数字はかなり強気だとも言えます。
しかし、2位のサムスンが同期間で売り上げた本数が40万本であったことからも、いずれにせよApple Watchの売上が突出していることには変わりありません。
市場全体を底上げする形に

Strategy AnalyticsのNeil Mawston氏は、「Apple Watchは第3四半期で75%のシェアを獲得し、スマートウォッチ業界を大きく底上げした」と述べていますが、Apple Watch登場後、スマートウォッチ市場は457%成長したのですから、そこまで言うのも無理はありません。市場全体では、第3四半期中に530万本の出荷があったとのことですが、これは2014年1年間の460万本を大きく上回る数字です。
売上上位10本のうち8本をアップルとサムスンが占めている状況では、2社以外の企業が市場から冷や飯を食わされていることは明白で、前年同期比では30万本の売上増加があり、合計90万本となったものの、彼らのシェアは26.4%から17%へと大幅な下落を見せることとなりました。
初動は期待以上だったが
決算発表前には、Apple Watchが全く売れていないのでは、という観測も出ていただけに、ティム・クック氏の「(Apple Watchの売上は)期待以上だ」というコメントも後押しする形で、決算から推測された本数は、市場にとって安堵をもたらすこととなったようです。
とはいえ、アップルが頑なに具体的な売上本数を明らかにしないことは事実ですし、ニュースサイトMac Rumorsは、クック氏のコメントが、あくまでも発売からの初動9週間を、初代iPadやiPhoneと比較した背景でのものであり、四半期中そのものの売上数について述べたわけではないことには注意が必要だと述べています。
Source:Mac Rumors
(kihachi)
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iPhone Mania編集部
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