アップル、売上112%増加の中国市場が世界市場を牽引
アップルの2015年第3四半期における中国での売上が、前年同期比で112%増加し132億ドル(約1兆6,350億円)に達していることは既にお伝えしていますが、他の国々でも売上は拡大しているとはいえ、アップルにとって中国が今後の業績拡大で最も重要な国になることは間違いありません。
中国はヨーロッパの売上を超えている
アップルのアメリカでの業績は前年同期比で15%増加し、売上高は202億ドル(約2兆5,020億円)となり、全体ではアメリカは最も業績の良い国となっています。
ヨーロッパは前年同期比で19%増加し、103億ドル(約1兆2,758億円)の売上を占めていますが、前四半期に続き、今期も売上高で中国に抜かれています。
日本の売上増は比較的少ない
日本は前年同期比で9%増加と比較的少ない割合ですが、29億ドル(約3,592億円)の売上を計上しています。
中国でiPhoneは高額商品
多くのアナリストはアップルの中国での成功をiPhoneの人気のためと説明しています。しかし、iPhoneは他の競合するスマートフォンに比べ高価で、ほとんどの中国人が購入できる価格を超えています。売上が好調なのは、iPhoneを購入できる中流層や富裕層が増加し、iPhoneを所有することが一種のステイタスと思われる社会的背景もあると考えられます。
多くの中国人はiPhoneをパソコンの代わりに利用しており、このことから、たとえ価格が高価であっても購入することに抵抗がないと予想されます。
アップルは2015年第3四半期に全世界で4,750万台のiPhoneを販売し、これが496億ドル(約6兆1,435億円)の売上に貢献しました。iPhoneの売上は昨年対比35%増加していますが各国別の内訳は明らかにしていません。
Source : Apple Insider
(リンゴバックス)
iPhone Mania編集部
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