2015年7月20日 19時47分
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野次馬ドローンが人を殺しかねない―高速で12台の車が大炎上
日本でも国会議事堂上に放射能を帯びたドローンが登場したり、善光寺上空でドローンを飛ばしていた少年が逮捕されるなど、何かとお騒がせのドローンですが、アメリカで野次馬ドローンが消火活動を妨げたため、火の手が拡大してしまうという事件が発生しました。
本来ならここまで被害は大きくならなかった
「消防士が、ドローンに殺されるかもしれない」と消防士は憤りを隠そうとしません。
事件が起きたのは、カリフォルニア州ロサンゼルス北部に位置するロカホン峠の州間高速道路です。周囲2平方メートルにNorth Fireと呼ばれる山火事が発生しており、乗用車にも燃え移るという深刻な状況でした。
早速消防ヘリが出動し、消火活動に励もうとしたところ、すでに現地には5台のドローンが空中を飛びまわっていたそうです。消防ヘリが登場するやいなや、そのうち3台は「すぐに姿を消した」そうですが、2台は消防ヘリを付け回してきたそうです。

接触して墜落してしまうことを避けるため、消防ヘリはサンバーナディーノの空港に1度引き返す羽目になり、消火活動に20分間の遅れが発生、12台の車が炎上してしまったとのことです。
インタビューで消防関係者は、「ドローンに妨げられてさえいなければ、こんなことにはならなかった」と肩を落としました。
ドローンを飛ばすことは個人の自由だが…
Apple Campus2の全貌など、ドローンのおかげで明らかになったことも多いですが、決して関係者にとって好ましいものとは言えないこともまた事実です。
アップルがドローンを作成するのではないか、という噂もあるなど、まだまだ成長が見込まれるドローン市場ですが、くれぐれも使用する場所には気を付けたいものですね。
Source:NBC
(kihachi)
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iPhone Mania編集部
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