2015年7月15日18:38公開 / 2022年6月14日14:48更新
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核からiPhoneへ―経済制裁解かれるイランに早速アップルが参入
イランの核問題に関して協議を続けていたアメリカなどの6カ国とイランは14日、今後10年で核開発を大幅に制限する代わりに経済制裁を段階的に解除していく方針で最終合意しました。そんな状況をチャンスと捉え、早速イラン市場に先鞭をつけているのがアップルです。
これまでは闇市場で取引されていた
6カ国会議で14日、核開発の制限を見返りとして、イランへの経済制裁の段階的な解除が発表されたことは、同国への投資を再び活気付けるものとなるでしょうが、その中でも特にアップルは、この時を待っていたに違いありません。
イランは石油などの天然資源を背景とした魅力的な市場であるのにもかかわらず、経済制裁によって、アメリカの企業は同国への製品やサービスの提供が禁止されていました。そのため、アップルのスマートフォンはステータス・シンボルとして需要が高いのにもかかわらず、これまでは闇市場でのみ取引されているという状況でした。
すでに交渉のテーブルへ
米メディアWall Street Journalによると、アップルはイランの代表的なディストリビューターと、すでに交渉に入っているとのことです。他にもボーイングやGEなど、アメリカを代表する企業が次々と、イランへの参入に名乗りを挙げています。
先日も、政府当局が一部関係者を対象にスマートフォンの使用を禁止したように、まだまだ政治情勢で緊張が続くイランですが、テクノロジー文化が国のあり方を大きく変えるきっかけとなればいいですね。
Source:Wall Street Journal,Apple Insider
Photo:Flickr-David Stanley
(kihachi)
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iPhone Mania編集部
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