iPhone 5s / 5c、コンシュマーレポート誌でバッテリーと画面サイズ以外は高い評価
アメリカで幅広い製品やサービスの比較検討調査の結果をレポートして、その評価には定評があるConsumer Report誌が、アップルのiPhone 5sとiPhone 5cに高い評価を与えています。ただし、4インチのRetinaディスプレイと8~10時間のバッテリーの持ち時間に対しては、最新のMotorolaのAndroidスマートフォンにはかなわないとの厳しい評価でした。
このスマートフォンの同誌の比較評価記事は有料なのですが、以下のような概要が同誌のサイトで紹介されています。
iPhone 5sは最優秀の評価、iPhone 5cはコストパフォーマンスで評価
iPhoneは既に前機種のiPhone 5で高い評価を受けていましたが、今回新しく発売されたiPhone 5sが指紋認証センサーのTouch IDでのセキュリティ機能の向上、処理速度の早いプロセッサーの採用、カメラ機能のアップグレードなどで最優秀の評価を得ています。またiPhone 5cではコストパフォーマンスを最優先に考えるユーザーに高く評価されていて、同誌のテスターの方々は両機種とも従来のiPhoneに比べ、通話できる時間が長くなるなどパフォーマンスに優れていると評価しています。
バッテリーの持ち時間が少なく、画面サイズが小さい
バッテリーの持ち時間については、Motorolaの最新のAndroid端末3機種と比べた場合、同機種は24時間にわたり使用が可能でしたがiPhoneは明らかに短い時間でした。また、iPhone 5sとiPhone 5cはディスプレイがシャープで明るいのですが、画面サイズが小さく、Samsung、LG、HTCなどの大きな画面のスマートフォンにはおよびませんでした。
スマホの大画面でファブレット化が進む
多くのAndroid端末のメーカーはスマートフォン本体とディスプレイのサイズを大きくする傾向にあり、いわゆるファブレット(PhoneとTabletの中間サイズ)化が進んでいますが、アップルは片手で操作ができるサイズにこだわりをみせています。アップルは昨年iPhone 5で少し高さを変更しましたが、現在もiPhoneでは4インチディスプレイを採用しています。次期iPhone 6では4.8~6インチの大画面のディスプレイを採用するのではという予想もされていて、実際に試作機でテストを繰り返しているとの情報もあります。
参照元: MacRumors
執 筆:リンゴバックス