日本のApp StoreだけiPhoneアプリの価格値上げへ!円安の影響か
アップルは、日本でのアップストアのiOS向けアプリ価格を値上げすることを発表しました。この値上げは、ドルと円の為替レートの変動分、つまり最近の円安傾向を埋め合わせることを意図しています。
値上げはアベノミクスの影響?!
価格の調整は、アップルにとって珍しいことではなく、アップストアでは定期的に価格の見直しがされています。この価格調整は、変動が激しい外国為替市場の影響を緩和し、アップルの国際的なビジネス展開で調和を図るための手段でもあります。
上記画像のeメールが示す通り、小売価格の値上げは日本に限定された措置であります。これはおそらく、日本の最近の経済政策(いわゆる、アベノミクス)による影響であると考えられます。
アップルは、どの程度価格を値上げするかについて詳細を述べていませんが、おそらく、2011年にイギリスで行った値上げと同様の措置になるのではないかと考えられます。その時には、低価格帯のアプリで、0.59ポンド(約93円 1ポンド=157.7円で換算 10月17日の為替レート 以下同じ)から0.69ポンド(約109円)上昇し、高価格帯のアプリでは2ポンド以上(約315円)値上げしたアプリもありました。
10月17日にも新価格適用か
eメールによると、日本向けの新しい価格表は、iTunes Connectで閲覧することができるようになるそうです。すでに購入済みのアプリをアップデートする時にも、新しい価格表が適用されるようです。
今回、突然の値上げ発表でしたが、新価格表は、10月17日から適用されると考えられています。開発者向けのiTunes Connectでは、10月17日から新価格帯に更新されると思われます。
過去にも急激に円高が進んだ時に、アップストアでのアプリ価格が100円から85円に一斉に値下げされたことがありました。今回はその逆で、円安によって値上げされるということでユーザーにとっては寂しいです。どうやら、アベノミクスの影響がアプリ価格に及んでいるようです。
参照元:AppleInsider
執 筆:MIYA