Xiaomi、消費者金融ならぬユーザー金融業を開始―前例ない試みに驚きの声
中国最大のスマートフォンベンダーXiaomiは、自社のモバイル決済システムやスマートフォンを浸透させるため、ローン会社を立ち上げ、アプリを使うユーザーに金銭を貸すつもりであることを明らかにしました。中国メディアBeijing Business Todayが報じています。
最大で60万円の借入が可能
Beijing Business Todayによれば、Xiaomiのスマートフォン上からアプリを起動するだけで、同社からお金を借り入れることが可能となるそうです。借り入れ上限は30,000人民元(約60万円)になる模様です。
スマートフォンビジネスで蓄えた豊富なキャッシュをもとに低金利でローンを貸与することで、金銭を要しているユーザーに、Xiaomiのプラットフォームを使ってもらおうとするのが狙いです。
現時点では、Xiaomiのスマートフォンを使用するユーザーのみを対象としているのかどうかは定かではありませんが、Xiaomiはローン規模が、2015年の終わりには計20億人民元(約4,000億円)、2017年には計750億人民元(約1兆5,000億円)にまで拡大すると見込んでいます。
さすがに前例なく
これをうけてニュースサイトCult of Androidは、「Apple Payは忘れよう、Xiaomiが君たちにお金を貸したがっているぞ」というタイトルで、「ティム・クックさんよ、アップルは1分間に325,000ドル(約4,000万円)稼いでいるんだから、数十億ドルくらい貸してくれたっていいだろ?月末までには返すからさ……」と皮肉めいたコメントをしています。
グーグルやアップルの模倣を続けているとして、辛辣な非難を浴びることもあるXiaomiですが、さすがにXiaomiがマイクロクレジットを行うとは、誰も予想しなかったに違いありません。
Source:Beijing Business Today,Cult Of Android(1),Cult Of Android(2)
(kihachi)
iPhone Mania編集部
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