2015年6月18日 15時59分
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ユニコードコンソーシアム、Unicode8.0で新たな絵文字41個を追加
Unicodeの開発を調整する非営利団体ユニコードコンソーシアムは、新たなUnicodeのバージョン8.0をリリースしました。今回のUnicode8.0では、新たなスクリプトや記号を7,716個、また41の絵文字も追加されました。
ユニコーン、七面鳥、ホットドッグなどの絵文字が追加
今回のバージョンアップで、アップルのiPhoneなどのiOSやMacでも、新たに追加されたユニコーンの頭、七面鳥、ホットドッグなど多くの絵文字が利用できるようになりそうです。
宗教やスポーツ関連も追加
食べ物をはじめ、飛べない鳥だけでなくUnicode8.0では笑った顔、宗教のシンボル、スポーツなど、幅広い分野から絵文字を採用しています。また、今回は肌の色の多様性にも対応したことが特徴となっています。
アップルの対応は遅れ気味
現在、アップルはUnicode7.0の絵文字を含め、全てのコードには対応しておらず、iOS8.3で新たに搭載した絵文字キーボードで、肌の色の多様性を採用していました。今回のUnicode8.0へはiOSのどのバージョンで対応するのかははっきりしていません。
ただし、アップルはユニコードコンソーシアムの一員であり、エンジニアのPeter Edberg氏の名前がユニコードコンソーシアムのWebサイトに掲載されています。
多くの絵文字の追加に期待
また、アップルのCEO(最高経営責任者)、ティム・クック氏は昨年3月に、「絵文字は多くのプラットフォームの端末上で正しく表示されるよう、Unicode方式を採用しており、Unicodeコンソーシアムと連携して絵文字に多様性を持たせるための努力を続けています」と述べていました。
なお、ユニコードコンソーシアムは既に2016年にリリースを予定しているUnicode9.0の準備を開始しています。
Source : Apple Insider
(リンゴバックス)