2015年6月17日 18時51分
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Apple Watch、生産終了したはずのiPodに検索ランキングで負ける
ユーザーが何をどれだけグーグルで検索したかが分かるグーグル・トレンドで、過去3ヶ月間、消費者はApple WatchよりもiPodに高い関心を示していることが分かりました。iPodは2014年9月をもって生産終了しています。
今後のApple Watchに期待
「Apple Watchが、まるで時代遅れに見える」と調査を行ったPacific CrestのアナリストAndy Hargreaves氏は述べます。
第1世代のApple Watchは、必ずしも順風満帆というわけではありません。9月下旬には1,100万台を出荷する見込みが立っている一方で、数週間で売ってしまったという報告や、辛辣なレビューが目立ちます。
Hargreaves氏は、「第1世代のApple Watchは、どちらかと言うと(カシオの)計算機ウォッチだった」とし、Apple Watchが消費者に受け入れられるようになるためには、ユーザーからの声を拾い上げて、一層の改善が求められるだろう、と語りました。
iPodの需要の高さには理由がある

もちろん、グーグルでよく検索されている製品が売れるとは限りません。売れ行きが好調であるなら、アップルもiPodを生産終了するという決断は下さなかったはずです。
ニュースサイトCult of Macも、「グーグル・トレンドは正しい指標とは言えない。iPodの生産終了というニュースが、同デバイスの需要を一時的に高めただけとも言える」とし、「最も正確な指標とは何か。それは売上だ」と述べています。
これらから判断すると、Apple Watchの人気が低いというよりは、iPodの人気が高すぎるとみた方がいいのかも知れませんね。
筆者も16GBのiPhoneではアプリと音楽を一緒に入れることは出来ないので、仕方なく日常生活用のiPhoneと、音楽用のiPhoneとを使い分けている状態です。こういった容量の問題は、今後Apple Musicやクラウド化の推進で解決できることなのかも知れませんが、少なくとも現段階では、iPodの需要が高い理由はよく分かります。
Source:Cult of Mac
(kihachi)
著者情報
iPhone Mania編集部
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