iPhone 4SでiOS7にアップデート後にWi-Fiにつながらないなど不具合発生
iOS7にアップデートしたiPhone 4Sのユーザーの間でWi-Fiにつながらない、Bluetoothの接続がおかしいなどの不具合が多く発生していることがアップルのサポートフォーラムへの投稿で明らかになっています。この問題はiOS6のリリースの際にも同じように発生していました。
サポートフォーラムに寄せられた不具合は以下のような問題です。
・不具合はほとんどがiPhone 4Sで発生している
・iOS7にアップデートした後に発生していて、iOS6では発生していなかった
・Wi-Fiのアンテナボタンがグレイに変わってしまうが以前には起きていなかった
・ユーザーの操作で一時的には症状が改善することがあるが、根本的な解決策がないようだ
一部のiPhone 5やiPadでも同様の不具合が発生
不具合はiPhone 4SのWi-Fi設定が使用できなかったり、グレイに変わって操作ができなくなる問題で一部のiPhone 5やiPad2、iPad3、iPad Miniでも発生しているようです。
冷蔵庫で冷やすと解決?
実際、この問題に遭遇したユーザーは端末自体を冷蔵庫や冷凍室に入れて冷やすことで一時的に問題が解決する場合があるようですが、根本的な解決策にはなっていません。iOS7ではバックグラウンドでアプリやシステムをアップデートしたり、マルチタスクにより常にWi-Fiが長時間にわたり通信を行っていることが原因ではないかと考えられています。
パーツの問題ではなくソフトウェアの問題
iPhone 4Sに使用されているBroadcom BCM4329と呼ばれるWi-FiとBluetoothに関するコントローラーはiPhone 4でも使用されているのですが、非常に一般的な部品で今までに数億個のモバイル端末に使用されていて、2010年の第4四半期だけでも5,000万個出荷されていて今まで大きな問題は発生していませんでした。
アップルは不具合を認識、対応を準備中
一方、アップルはこの問題については認識しているようで、携帯電話会社のサポート窓口ではアップルがバージョンアップなどの対応を準備中だが明確な日程は決まっていないと応えているようですが、直接アップルのサポートに問い合わせると保証の有無にかかわらず端末を無償交換をしたり、新しい整備済み端末を199ドル(約19,700円)で機種変更したり対応しているようです。
iOS6のリリースの際にも同様の問題が発生しておりましたが、当時はユーザーが以前のバージョンにダウングレードして解決することができたのですが、iOS7では以前のiOS6へのダウングレードができなくなっていて、問題が起きているユーザーとしてはアップルに早急に対応してもらうしか解決策はなさそうです。
iPhone 4SユーザーでiOS7にアップデートした後に上記のような不具合が発生している場合はアップルのサポートに連絡してみたほうが良いようです。筆者もiPhone 4Sユーザーなのですが、今のところ上記の問題は発生しておりません。ただ、iOS7ではやはりCPUパワーも必要なのでいっそのこと新しい機種に変更してしまうのが一番なのかもしれませんね。
参照元: Apple Insider
執 筆:リンゴバックス
iPhone Mania編集部
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