スマホ利用者の6割以上が、月間データ通信量3GB以下という調査結果
フィーチャーフォンからスマートフォンに移行して、その便利さに感動するユーザーも多いかと思いますが、これに反して頭が痛いのが、毎月の利用料金が大幅に上がってしまうことです。
そうしたスマートフォンの利用実態について、国内でモバイルマーケティングを展開するMM総研が、『スマートフォン契約数および端末別の月額利用料金・通信量(2015年3月)』の調査結果を公開しています。
スマートフォンの契約者数が、携帯電話契約者数の半数を超える
MM総研によりますと、2015年3月末のスマートフォン契約数は6,850万件、フィーチャーフォン契約数は5,801万件となり、携帯電話端末契約数1億2,651万件のうち、半数以上(54.1%、前年度比7.1ポイント増)をスマートフォンのユーザーが占める結果となりました。
新料金プランの利用者はスマホユーザーが多め
契約している料金プランについて、新料金プランを契約している割合は、フィーチャーフォンユーザーが11.3%であるのに対して、スマートフォンユーザーが32.9%と、かなり差が開きました。
また平均月額料金は、フィーチャーフォンユーザーが2,739円、スマートフォンユーザーが6,342円となっています。スマートフォンユーザーの利用料金は、フィーチャーフォンユーザーの倍以上という結果となりました。
近年スマートフォンユーザーはこうした料金の高さを回避するため、格安SIMと呼ばれるMVNOサービスを利用する割合が増えています。
格安SIMの平均月額料金は、音声通話付SIMが3,379円、音声通話非対応(データ専用)SIMが1,199円で、大手キャリアと契約する場合と比較すれば、かなり安いものとなっています。
スマホユーザーの月間平均通信量は3.53GB
スマートフォンユーザーが料金プランを選ぶ際、自身の利用するデータ通信量を正確に把握することが非常に重要となりますが、調査によれば、月間平均通信量は3.53GBで、中央値が2.30GBとなりました。月間通信量が「~1GB以下」「~2GB以下」「~3GB以下」の合計で、約61%のユーザーが3GB以下の通信量に収まることとなります。
毎月のスマートフォン利用料金を下げるためには、自身の利用実態を正しく把握する必要があります。電話をよく利用するスタイルなのか、データ利用が中心のスタイルなのかなどを正確に認識することによって、より適切な料金プランの選択が可能となりますので、今一度、マイページなどの確認をおすすめします。
Source:MM総研
(クロス)
iPhone Mania編集部
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