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2015年6月12日 18時55分

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Apple Music、アップルの取り分は30%と平均並―ただし今後は変化の可能性も

apple music 独占 利益 配分
 
アップルが近々提供する音楽ストリーミング・サービスApple Musicにおいて、レコード・レーベルの取り分が1ユーザーあたり5.8ドル(約720円)であることが判明しました。個人で9.99ドル(約1,240円)、最大6人までの家族間で14.99ドル(約1,860円)の月額使用料となるため、このうち約58%がレコード・レーベル側の取り分となる計算です。しかし利益配分比率に関しては、ストリーミング・サービスを提供する企業とアーティストとの間で、トラブルが起きやすい問題であるだけに、アップルがこの課題をどう乗り越えるか注目されています。

取り分は他社と変わらず

Digital Music Newsが発表したデータによると、アップルがApple Musicのユーザーから徴収する月額使用料9.99ドル(約1,240円)のうち、5.8ドル(約720円/58%)がレコード・レーベルに、1.2ドル(約150円/12%)が出版社やソングライターなどに支払われるとのことです。
 
これまで、SpotifyやPandoraなど、先行する音楽ストリーミング・サービス企業と比較して、アップルは自社の取り分を多くするのではないかと目されていました。しかし蓋を開けてみると、アップルの取り分はSpotifyの30%と変わらない割合であることが明らかとなりました。
 
ただし、ユーザーが学生であったり、Google Playなどのサードパーティー・サービスや、キャリアのパッケージ経由でApple Musicを申し込んでいた場合、各々の権利保有者への配分は変更される可能性があるとのことです。

今後はアーティストと衝突する可能性も


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利益分配をどのように行うかは、音楽ストリーミング・サービスを行う企業、レコード・レーベル、アーティスト、その他の権利保有者との間で問題となることが多く、過去には、Spotifyからテイラー・スウィフトが「敬意が払われていない」として、全アルバムを同サービスから引き上げるという事件も発生しました。
 
Apple Musicの前身であるBeats Musicは、幸いにもテイラー・スウィフトの怒りに触れずに済みましたが、独占禁止法に抵触するとも言われているApple Musicの場合、ユーザーの囲い込みが容易であるだけに、「嫌なら他のプラットフォームでやってくれ」と、アーティストやレーベルに対して強気な態度に出ることも理論上は可能です。
 
これまではレーベルとアーティストとで利益を巡った争いが繰り広げられてきましたが、今後は配信サービスとアーティストとの争いへと変化していくかも知れませんね。
 
 
Source:Mac Rumors,TechCrunch
Illustration : Bryce Durbin based on a photo by Eva Rinaldi Under a CC BY-SA 2.0 License
(kihachi)

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