2015年6月3日 19時18分
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マイクロソフトがiPhoneを乗っ取ってしまう日
Windows Phoneはお世辞にも成功としたとは言えませんが、それでもマイクロソフトはスマートフォンの主役となっています。WordやExcel、Outlookといった主力ソフトをAndroid端末やiPhone向けに提供するだけでなく、評判の良いアプリを買収し、いち早く自社のコンテンツに組み込んでしまうことで、他社のプラットフォームで影響力を強める戦略が功を奏しているためです。
マイクロソフト、3種の神器
ドイツ発のスケジュール管理アプリWunderlistは6月2日、マイクロソフトの傘下へ正式に入ったことを明らかにしました。To-Doリストやプロジェクト共有、スケジュールの通知といった機能を備えており、その優れたUIも相まって人気を博していました。
Business Insiderの表現を借りれば、マイクロソフトはこの買収によって、iPhone上に、最高のカレンダーアプリSunrise、最高のメールアプリOutlook(元は別のメールアプリAcompliがベースですが)、最高のタスク管理アプリWunderlistの3つを配備することが可能となります。
アップルのアプリを1つずつ取り替える

一方でマイクロソフトは、流行りのSNSアプリやゲームの買収を手がけていません。彼らが買収するものはもっぱら、人気で生産性があり、さらにiPhoneにプレインストールされているアプリに対抗出来るものです。例えば、WunderlistはiOSのリマインダーですが、機能性という点ではリマインダーはWunderlistに叶うべくもありません。同じことがメールやカレンダーにも言えます。
上述のBusiness Insiderはこういったマイクロソフトの行動を、「アップルのアプリを1つずつ取り替えている」と表現しています。一時期はスマートフォン戦争に敗北したかと思われたマイクロソフトですが、転んでもただでは起きないとでもいうべき戦略性の高さが伺えますね。
※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。
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Source:Business Insider,Wunderlist
(kihachi)
著者情報
iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
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