2015年5月31日 15時16分
読了まで 約 1分59秒
Googleのモバイル広告収入、なんと75%がiPhone経由!Androidはどこへ
2014年、グーグルのモバイル広告収入は118億ドル(約1兆4,600億円)にも達しましたが、そのうちの90億ドル(約1兆1,100億円)がiPhoneからのアクセスによるものだということが、ゴールドマンサックスの調べで明らかとなりました。これはユーザーの大半が、iPhoneのサーチエンジンをグーグルに設定していることが理由だと考えられます。
Android端末=グーグルではない
iPhoneとAndroid端末とがシェアを二分していることを考えれば、75%というアップルの寄与度には驚くべきものがあります。しかし実際は、Androidベースのスマートフォンを手掛ける新興国のベンダーなどを中心に、グーグルを避けてローカル・サービスを選択する傾向がみられ、Android端末の普及度合ほど、グーグルが検索エンジンとして選ばれているわけではありません。
事実、世界最大のスマートフォン市場でもある中国でも、グーグルはアクセスを遮断されているため、中国本土のスマートフォン・ユーザーをほぼ失っていることになります。
アップルが頼みの綱

こうした現状を踏まえると、アップルによって規格統一されているiPhoneを、グーグルが頼みの綱としたいのも当然で、ニューヨークタイムズによれば、iPhoneのデフォルト・サーチエンジンにしてもらうべく、グーグルは毎年10-20億ドル(約1,240-2,480億円)をアップルに支払っているとのことです。
しかし、一部の情報筋によれば、この契約は近いうちに満了し、ヤフーやBing、もしくはアップル独自の検索エンジンに変更される可能性があるとのことです。
もし、アップルによる「グーグル外し」が現実となれば、前述したモバイル広告収入の数字が大幅に減少することは間違いなく、グーグルとしては何としてでも契約を続行させたいところでしょうね。
Source:Apple Insider,NYT
(kihachi)
著者情報
iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
iPhone Mania編集部ライター: kihachi の記事一覧