2015年5月23日 14時41分
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Firefox格安スマホの夢、やぶれる―CEOが頓挫を告白
ブラウザFirefoxの開発を手がけているMozillaは5月21日、25ドル(約3,000円)でスマートフォンを提供する計画が失敗に終わったことを明らかにしました。昨年2月に開催されたMobile World Congress(MWC)2014で発表していました。
安さだけでは市場を牽引できず
ニュースサイトCNETによると、「25ドル(約3,000円)という安さでは市場を牽引出来なかった」とMozillaのCEOであるChris Beard氏は、従業員に向けたメールで率直に失敗を認めたとのことです。
同氏はメール内で、「コストだけでなく、ユーザーをより満足させることにも目を向けて行きたい」と引き続き携帯の開発に取り組んでいくつもりだとしながらも、ローエンドスマートフォン競争から一端は戦略的撤退を行う可能性も示唆しました。
Firefox OSは今後も開発か

昨年8月には33ドル(約4,000円)でインドのユーザー向けにFirefox OSを搭載したスマートフォンIntex Cloud FXを提供し、性能面でも専門家からは好評でしたが、市場に受け入れられるには至らなかったようです。一方で、日本国内でも発売されたFx0の評判は売上・性能ともに芳しいとは言えず、こういった流れを受けてか、ひとまずローエンドモデルを中心に大幅な見直しが行われる運びとなったようです。
なお、Firefox OSの開発は今後も続くとのことで、具体的にはAndroid OS上でFirefox OSを起動可能とするようなアプリを考えているとのことです。
Source:CNET、THE VERGE
(kihachi)
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iPhone Mania編集部
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