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海賊版のWindowsも無償でWindows10にアップグレードすることを明らかにしていたマイクロソフトですが、正規版Windows以外のアップデートは見送られることが分かりました。5月15日に同社のブログで明らかにされました。

突然翻された発言

これまでは、Windows7以降のWindowsユーザーであれば、正規版か海賊版かに問わず、無償でWindows10にアップグレード出来ることを、ロイターのインタビューでマイクロソフト自身が明らかにしていただけでなく、つい最近も副社長のTerry Myerson氏が自身のブログで、「非純正品状態のOSもWindows10にアップグレードする」と述べたばかりでした。
 
それだけに、Myerson氏自身が5月15日に同ブログでこれまでの発言を翻したことは、まさに「寝耳に水」といった状況です。

犠牲となっているユーザーは助けたいが

 
Myerson氏はブログ上で、「知らずに海賊版の犠牲となっているユーザーを助けたかった」と前置きしつつも、「非純正品のWindowsデバイスにはWindows10の無償アップグレードがオファーされることはないだろう」と、これまでの発言や思惑をほぼ全否定しています。
 
海賊版のWindowsもアップグレードの対象となることが明らかになった際は、中国などの新興国では大半のユーザーが不正にWindowsを使用しているとされるため、不正OSまでも正規版のWindows10にしてしまうことにより、一気にユーザーを取り込む狙いがあるのではないか、と分析されていただけに、こういったユーザーに今後どのように対処していくのか、マイクロソフトの次なる一手に注目が集まります。
 
 
参照元：Extreme Tech、Blogging Windows
執　筆：kihachi

カテゴリ : 最新情報　　 タグ : Apple, Microsoft, Windows, アップグレード