Quanta「Apple Watchの歩留まりが悪い」との噂を否定「原因は人手不足」
Apple Watchの組み立てを行っている台湾Quanta Computerが、同社の製造の歩留まりが悪いために、Appleが他社への製造委託を検討している、Foxconnが組み立てを支援するよう依頼を受けているという噂を、真っ向から否定しました。
旧正月休暇の人手不足が原因だった
台湾DigiTimesによると、QuantaのCC Leung副会長は「技術や品質面ではまったく問題はない。問題なのは人手不足だ」と語っているようです。
「旧正月休暇の間の人手不足のため、Quantaは他社から人材を借りざるを得ず、また第1四半期の製造個数は限られてしまった。しかしQuantaはすでにすべての注文分を製造する十分な能力を持っており、第2四半期にはウェアラブル端末事業が大きく貢献してくれるだろう」(Leung副会長)
いまだ需要に供給が追いつかない状況
一方AppleInsiderは、Apple Watchが製造面で抱えている問題のひとつがTaptic Engineだと報じています。Taptic Engineは中国のAACテクノロジーズと日本電産が供給していますが、AACの部品が信頼性テストで不合格となったため、製造の大半を日本電産が受け持たざるを得なくなったというのがその理由です。
Apple Watchは現在も、需要に供給が追いついていません。多くの製品は当初の予想よりも早く購入者の手元に配送されましたが、正式発売後の新規購入分については、現在もほとんどが「7月」出荷予定の表示となっています。
参照元 : DigiTimes、AppleInsider
執 筆 : lunatic
iPhone Mania編集部
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