2015年5月11日 14時45分
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アップル、ライバルXiaomiを倒し、ついに中国でスマホシェア1位に輝く!~IDC調べ
2015年の第1四半期で、アップルが中国国内でシェア1位を獲得したことが分かりました。2009年の参入以来、初になるとのことです。
Xiaomiついに陥落

調査会社のIDCによれば、アップルは2015年第1四半期において、中国で1,450万台を出荷、14.7%のシェアを獲得し、同期間中で国内シェア1位となったとのことです。
ここ数年、中国のスマートフォン市場は、同国を代表するベンダーであるXiaomiの独壇場であっただけに、ようやくアップルが牙城を崩した格好となりました。
しかし、中国のスマートフォン市場もそろそろ飽和をしているのでは、という声も一部では囁かれています。事実、2015年第1四半期のスマートフォン売上の総数は9,880万台でしたが、これは2014年第4四半期に比べ、8%も低い数字です。
IDCのアナリストは、「中国はしばしば新興国のような扱いを受けているが、実際は、アメリカやイギリス、オーストラリアや日本といった国と同じく、同国の大半の携帯がすでにスマートフォンとなっている」と述べ、同国が新興国市場にみられる格安スマートフォンを求めるような段階から、ハイエンドモデルやプレミアム・ステータスをスマートフォンに求めるような段階に移りつつある状況を指摘しています。
アップルというブランドに魅力感じ
とはいえ、上図からも分かる通り、アップル同様にハイエンドモデルを展開し、かつては中国でシェア1位に輝いていたサムスンが、前年同期比で-53%の縮小を起こしていることからも、中国のユーザーがハイエンドモデルを単純に求めているというわけではなく、アップルというアイコンそのものに訴求力を感じていることが分かります。
また、中国で格安スマートフォン市場を牽引してきたXiaomiは、すでにインドへ新たなマーケットの可能性を求めているようです。
参照元:TechCrunch
執 筆:kihachi