初代iPhone発表会の裏話 開発費150億の社運をかけたスティーブジョブス
スティーブ・ジョブズが全世界に向けて初代iPhoneを発表している間、iPhoneの開発に携わったエンジニア達は観客席で半分酔っぱらっていたそうです。
エンジニアはみな緊張していた。
エンジニアや管理者達は、アップルの創始者であるスティーブ・ジョブズがiPhoneのデモンストレーションをしている時に、モスコーンセンターでスコッチをがぶ飲みしていたようです。ニューヨーク・タイムズ・マガジンによると、彼らはみな、まだ未完成のiPhoneのプロタイプモデルが、デモンストレーションの最中に不具合を起こすのではと神経質となっていたようです。
当初、iPhoneの本番発表前にリハーサルが行われたようですが、、フリーズやシャットダウンが起きていたため、その場でのステーブジョブズは落ち着きがなく、大きな声を張り上げたり、厳しい言葉を発したりしていたようです。そして迎えた、本番の初代iPhone発表の際、誰もがデモで失敗した場合は自分の責任ではないかと心配していたようです。
また、アップルは秘密主義の文化で知られていますが、iPhoneの開発も当然に例外ではなくリハーサル前は一切の情報が閉ざされました。エンジニアは、NDA契約(秘密保持契約)にサインをさせられて、以前の契約の再確認までさせられたようです。
様々なiPhoneのプロトタイプを作成するが・・
iPhoneプロジェクトでは、およそ150万ドル(日本円で146.1億円、1ドル=97.4円 2013年10月4日時点の為替レートで計算)のコストをかけてプロトタイプを製造したとの試算もあります。そして様々なプロトタイプの試作品がジョブズの前に提示されたが、「カッコ悪い」との一言で葬り去られたものもあったそうです。
iPhoneの素晴らしいデザインや機能性、スティーズ・ジョブズのあの素晴らしいプレゼンテーションもいろいろと裏話があるようです。アメリカではスティーブジョブスを偲んで過去の秘話などと共に、映画「スティーブ・ジョブズ」の盛り上がりを見せているそうです。日本での公開も楽しみですね。
参照元:AppleInsider
執 筆:MIYA
iPhone Mania編集部
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