2015年4月27日 13時16分

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アップル、iPhoneとMacの売上が好調 – 2015年第2四半期決算予想

アップル決算


アップルの3月末日を期末とする2015年第2四半期3カ月の業績は、堅調な売上のiPhoneとMacに支えられ、適度な利益を計上することが出来たようだとKGI証券のアナリストMing-chi Kuo氏が予想しています。

第2四半期、iPhoneは5,820万台販売

Kuo氏はアップルの2015年第2四半期(2015年1月〜3月)では、iPhoneが5,820万台、iPadが1,010万台、Macが450万台出荷されていると投資家向けのレポートで報告しています。また、発売間もないは初期の出荷数が63万1,000本と好調な滑り出しだとレポートしています。

今年後半にはMacの販売が伸びる

Kuo氏は2015年前半にはMacの販売数が大幅に伸びる可能性があると予想しています。第2四半期のMacの販売台数は、前四半期と比べ17.5%減少の450万台と推定されています。しかし今年秋までには、新学期が始まることによるニーズや新しくリリースした12インチMacBook、アップデートしたMacBookモデルにより21.5%の売上増が見込め、最終的に550万台を販売する可能性があると、Kuo氏は見ています。

Apple Watch、供給体制に課題

またKuo氏は、好調な滑り出しを見せている Watchが、成功だと判断するのはまだ早すぎるとしています。Kuo氏は大方のウォール街のアナリスト予想である、200万〜300万本とする初期売上を下回る63万1,000本と予想しています。
 
Kuo氏は予想する数字が低いことについて、サプライヤーの労働者不足、有機ELディスプレイやTaptic Engineに使われているリニアアクチュエータなど、キーとなるコンポーネントの歩留まり率の悪さが原因だとしています。
 
さらにKuo氏は、3月から6月までに450万本の出荷が可能という製造能力から見れば、Apple Watchの予約数はそれをはるかに下回るとしています。またKuo氏は第3四半期には、大方のアナリストの予想である500万〜1,000万本を下回る、380万本を販売すると予想しています。
 
今月初めにはKuo氏はApple Watchの予約注文が230万本と予想しており、月次生産量が200万〜300万本となると述べていました。

売上が減少するiPad

売上が減少しているiPadは、第2四半期の売上を1,010万台と予想しており、前年の同四半期の1,630万台から大きく減少しています。
 
iPhoneの販売数は第1四半期にピークを迎えており、Kuo氏の予想では第2四半期の販売数は第1四半期から21.8%減の5,820万台となった模様です。ただしこの数字は、第2四半期売上としては過去最高記録を更新する見通しで、Kuo氏の予想が正しければ、前年の同四半期と比べ、1,500万台増加していることになります。
 
アップルは現地時間の27日の午後2時から第2四半期の業績発表を予定しています。
 
 
参照元 : Apple Insider
執 筆 : リンゴバックス

 
 

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著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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