2015年4月26日 09時54分

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Apple Watch、X線写真から3Dジャイロスコープや加速度計が明らかに

Apple Watch


発売されたばかりのは既に分解レポートも公開されていますが、今度はプロセッサに詳しいChipworksが、 Watchが搭載しているS1プロセッサの内部構造も鮮明に分かるX線画像などを公開しました。

最新技術を採用したS1プロセッサ

今回分析を行ったChipworksは、Apple Watchはアップルが最新の特許技術を用いて製造したS1プロセッサを搭載しており、これまでのウェアラブルデバイスにはない洗練された仕上がりになっていると評価しています。
 
既存の多くのウェアラブルデバイスは、従来のかなり古い埋込式プロセッサを搭載していますが、Apple Watchは全く新しいプロセッサを採用しています。
 
S1プロセッサは薄い合金に包まれていることから、Chipworksの技術者はS1プロセッサを分解する前に、内部構造を調べるためX線撮影を行いました。

3Dジャイロスコープと加速度計が

撮影されたX線画像から、S1プロセッサの左上部のソケットには、3Dデジタルジャイロスコープと加速度計を搭載した、新しいSTマイクロエレクトロニクス製3mm角のランドグリッドアレイ(LGA)が配置されていることがわかりました。

スクリーンコントローラーはアナログ・デバイセズ製

Apple Watchの静電容量方式のタッチ入力では、アナログ・デバイセズ製のAD7166と印字されたスクリーンコントローラを採用しています。この型番は同社の製品リストには見当たりませんが、Chipworksは2015年4月に公表された「AD7166-202A Cortex M3 Based Cap」の製品仕様変更通知を発見しており、詳細な仕様が判明しているようです。この仕様変更の通知は既にアナログ・デバイセズ社のWebサイトからは削除されています。

心拍センサーはテキサスインスツルメンツ製

また、ChipworksはApple Watchの心拍センサーには、テキサスインスツルメンツ製OPA2376 Precision op-ampを採用しているようだと伝えています。
 
今回のChipworks、以前お伝えしたiFixitの分解レポートなどから、搭載しているコンポーネントが徐々に判明しており、アップルが公表していないApple Watchの詳細が、今後明らかになりそうです。
 
 
参照元 : Apple Insider
執 筆 : リンゴバックス

カテゴリ : Apple Watch, 最新情報   タグ : , , , ,
著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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