2015年4月16日 00時21分
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チェスの世界チャンプがスマホアプリで試合中にカンニング!
チェスの試合でスマートフォンを使い、「カンニング」していたチャンピオンが捕まりました。スマートフォンのチェスアプリが様々な選択肢を出してくれるため、このチャンピオンは考えに詰まるたび、チェスアプリを起動して回答をチェックしていたそうです。
犯人はナショナル・チャンピオン
事件はドバイのオープン戦の第6試合で発生しました。グルジアのナショナル・チャンピオンであるGaioz Nigalidze氏が余りにも頻繁に長時間トイレへ籠るため、怪しんだ対戦相手がジャッジに報告、トイレを捜索するよう依頼したところ、ゴミ箱の中にあったトイレットペーパーにスマートフォンが隠されていたとのことです。スマートフォンはチェスアプリが読み込まれている状態でした。
もしかすると、このスマートフォンは第3者のものである可能性もありますが、スマートフォンで閲覧できるFacebookがNigalidze氏のアカウントであったことから、同氏の所有物である蓋然性が高いと判断されたとのことです。
世界400位ならスマホアプリレベル?
1位の賞金は1万2,000ドル(約143万円)でしたが、わずか150万円弱のために同氏は国家代表としてのキャリアも、チェスランク400位という名声も棒に振ってしまう羽目になりました。同氏にはすでに3年間の大会参加禁止が言い渡されています。
しかし、このニュースで驚くべきことは、スマートフォンのチェスアプリ程度の機能さえあれば、グルジアの国家代表レベルのチェス能力は十分に満たされるという事実です。スーパーコンピュータとチェスランク世界1位のチャンピオンとの試合がしばしば取沙汰されていますが、世界400位くらいなら既にスマートフォンのアプリで事足りるということでしょうか。
参照元:GEEK
執 筆:kihachi