2015年4月15日 22時52分
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サムスン、200人のアップル専属チームを編成、ディスプレイ開発
サムスンは約200人からなるアップル向けの専属チームを編成したようだとBloomberg Businessが伝えています。今回4月1日付けで、こっそりと編成された専属チームは、アップルのiPadやMacBookなどのディスプレイを開発し、売上に貢献する模様です。
専属チームの編成は関係改善の兆しか
アップル向けに特別にこのようなプロジェクトチームが編成されたことは、これまで数年間、訴訟を続け何百万ドルの費用を費やしてきた両社の関係が改善されてきたことを意味するのでしょうか。
次期iPhone6sのA9チップもサムスンが受注
最近では、アップルの次期iPhone6sに搭載されるA9チップの大部分をサムスンが受注したとも報じられており、このことからも関係改善の兆しがうかがわれるようです。
Galaxyの販売不振も影響か
関係者によりますと、アップルのiPhoneがスマートフォン市場で主導権を握ることになり、サムスンはiPhone向けのディスプレイとチップ供給のサプライヤーとしてのポジションにシフトしているとのことです。
また、アメリカ以外での両社の訴訟問題が落ち着いたこともあり、両社の関係は和らいできており、サムスンにとってアップルは最も重要な顧客となっていると、この関係者は述べています。
LG Displayもアップル専属チーム編成
Bloomberg Businessは、韓国のLG Displayもサムスンと同じく、アップル専属のプロジェクトチームを編成したようだと伝えています。
ただし特許訴訟中でも、アップルはディスプレイとチップについてはサムスンから供給を受けていますので、今回の報道は売上不振のサムスンが、これ以上打撃を受けないようアップル向けに対策を講じたとも考えられます。
参照元 : MacRumors
執 筆 : リンゴバックス